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アキのエッセイNo.114ー精神科支援に関する本の紹介(1冊目)

1.最近、精神科領域の支援に関する本を読んでいます

こんにちは、アキです。

最近、精神科領域の支援に関する本を読んで勉強をしています。

アマゾンで3冊購入して

1冊目をだいたい読み終えました。


その1冊目の本が

「精神疾患を持つ人を、病院でない所で支援するときにまず読む本」

というタイトルの本でして

著者さんは

訪問看護の所長さんなのですが

対人関係的な困難さを抱える利用者さんを

「横綱級」と表記して

どう対応すれば良いかを

分かりやすく解説して下さっています。


以下に著書のリンクを記載します↓



2.この本で「面白い!」と感じたこと(学んだこと)

この本に記載されていた

支援の要点を以下に書きますね。


自立支援において

→アセスメント、目標、プログラム立案全てにおいて

「本人と一緒に」考えて決めて実行する!

問題点や対処を「共有」する!


②本人の主体性を支援する!

自分の言葉で伝え、表現してもらう!

注:本人の言葉をそのまま記載する(要約や専門用語への書き換えはしない


問題行動を「本人が実施している対処」と捉える。

→問題行動の背景や心理をアセスメント

→問題行動を「していないときの行動や感覚」を言葉にしてもらい、そこから問題行動の代替的処置を考える


④問題行動のメリットとデメリットを検討し、(問題行動を起こす)引き金と対処方法一緒に考えて共有する。


起こりやすい事態や緊急時の対応については普段から本人も含めて、家族、支援者と話し合って合意を得る


⑥本人が「調子」を測っているポイントは何か?

→そのポイントを元に意識的に活動をコントロールする


支援の拒否がある場合

「主治医はなぜ、支援を受けるよう言ったのか?」を聞き、自分の言葉で答えてもらう(そうすることで、支援への主体性を持ってもらう)


⑦本人の希望と現実の状態(症状、生活など)を聞き、希望と現実とのズレを評価する。

→生活面に現れる前兆やサインを捉え、対処行動を身につけるサポート


症状と生活への支障は分けて考える(それらが結びついていないこともあるから)。


⑨家族と当人の思いのズレがある場合、すりあわせをする。


などなど

本当はもっと沢山ポイントがあるのですが

読み進めていけば行くほど

「なるほど!」と納得することが

沢山書かれていました♪


特に

①「本人と一緒に考えて共有する」というポイントは

重要だと思います。

本人の思いをないがしろにするようなことは避けなければいけません。

また、本人を受け身にさせるような支援もあってはならないでしょう。

本人が主体的

問題および利点を捉え

自ら生活を立て直すサポートをするのが

本来あるべき支援のスタイルです。


そのためにも

生活や症状などに現れている問題をどう捉えているかなどを

②自分の言葉で答えてもらうこと

重要ですね。


そして

問題に対して

なくそうとするのではなく

その症状を「抱えながら」生活していくためのヒント

今の生活で実行している対処から得て

言語化して

意識的に対処していくという姿勢

とても納得がいきました。


本当に勉強になる著書ですので

精神科のみならず

医療や福祉の世界で支援に携わる方々に

是非読んで頂きたい一冊です♪


あともう1,2冊ほど

読んだらNoteにて紹介していきたいと思います(^^)


お読み下さりありがとうございました!






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