見出し画像

言葉の花束ーアキの詩集No.134


1.「想いのかけら」

言葉に
なる前の

想いの
かけらを
かき集めて

空に
放り投げたら

流星群に
なるかしら?

言葉に
ならなきゃ

ゴミと同じだなんて
思わないで

想いの一つ一つの
輝きに目をやってよ

どうせ捨てるなら
空に放り投げて

流れ星に
して欲しいよ


2.「大人になるとは」

あれこれ
理屈並べて

自分を
励ますよりも

子どもみたいに
泣きべそかいた方が

気持ちが
すっきりするのでは
ないだろうか?

子どもの頃は
痛い
辛いを
涙ですぐに表現
出来ていたのに

今は
泣きたくても
なかなか泣けないよ

意地を
張っているのだろうか?

大人になるって
自分の感情に

素直に
なれなくなること
なのかもしれない


3.「誰のための詩?」

誰のために
詩うの?

自分が
心から喜べない詩を

誰が
喜ぶの?

まずは
自分の心に
届けてよ


4.「名も知らない歌」

名も知らない

歌を

アルバムにして

永遠と

頭の中で

流し続ける

自分への

応援歌に

励まされ

今日も

生きるよ


5.「銀杏の葉っぱ」

銀杏の
木の下で

みんなが
追いかけっこをして
遊ぶ中

私は一人
銀杏の葉っぱを
集めてた

集めては
ちぎって

集めては
空に放り投げ

一人で
銀杏の葉っぱと
遊んでた

それだけで
十分
楽しかった

孤独も
極めると
楽しくなってくる

秋になると
思い出す

一人だけど
満たされていた

小さな頃の
思い出


6.「想う心」

想うことが
辛く苦しいとき

心を救って
くれるのは

やはり
想う心

生きている限り
人は
想い続けなければ
ならず

それは
呪縛のようで

実は
ギフトなんだ

そう
思うからこそ

人生は
止められない


7.「温かさが沁みる」

冷えた
心に

人の
何気ない
言葉が

じんわりと
沁みてくる

なんて

寒い
昼下がりに

ホットな
抹茶ラテを
飲みながら

感じたんだ

冷えて
寒さに凍えた時ほど

温かさが
心地よく
沁みてくるものだね


8.「猫の塊」

夏は
伸び

冬は
固まる

猫達よ

今日も
2匹仲良く

寄り集まって
固まっている

お互いの
温もりを感じて
気持ち良さそうに

すやすや
寝息を立てて

時々
舐め合って

なんて
平和な光景なんだ

我が家の
冬の風物詩

猫の塊よ

これを見て
和まない飼い主なんて
いないよ







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?