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言葉の花束ーアキの詩集No.169


1.「静かでしんみりとした時間」


車や人気のない
早朝

聴こえてくるのは
鳥の囀ずりと
蝉時雨

こういう
静かでしんみりとした時間が
好き

楽しくなって
つい
独り言に興じていると

ふっと
人が側を通り過ぎて

驚いて
独り言を止める

そのドキドキも
なんだか
楽しい

そんな
朝の出動


2.「荷物」


肩の荷が重い

それだけ
心の荷も重い

いつまで
どこまで
抱えているつもり?
 
手放したくても
どれも手放す勇気がなくて

そんなに
荷物がなくても

私は
私であるだけで
大丈夫だよ

何とか
やっていけるはずだから

荷物を
下ろして良いよ

荷物を手放す
勇気が欲しいよ


3.「自分の内側」


周りが
良いと思うものを
良いと思い

周りが
嫌うものを
悪いと思う

そこに
自分は
あるのか?

自分の中で
全然腑に落とせていないのに
流されて良いのか?

外野が
わちゃわちゃ騒ごうが
気にする必要はないよ

自分の気持ちに
良い悪いはない

自分が一番
大切にしなければならないのは

外側じゃなくて
自分の内側だよ


4.「抑圧を手放す」


自分の気持ちに
蓋をしすぎて

自分の
本音が分からなくなっている

色んなことを
抱えすぎて
自分が潰れてしまいそうだ

思わなくても良いことなんて
ない

全てを抱える必要なんて
ない

怒っても良い
憎んでも良い

器用にこなせなくても良い
7割出来きていれば良い
受け流しても良い

色んな許可を
自分に与えて

いらない抑圧を
手放していけば

世界が
変わるよ


5.「切り返しを楽しむ」


乗る予定の
電車を逃した朝

ちょっと
へこむけれど
 
まぁ
良いか

何とか
なるでしょうと

気持ちを
前に
切り替える

上手くいかないことは
生きていれば
いくらだってあるから

むしろ
切り返しを
楽しむくらいの勢いで

ドラマを
繰り広げていきたい


6.「そんな休日」


昼から
夜に切り替わる

空模様の
変化をじっくり
眺めていたい

そんな
休日


7.「耳だけで楽しむ」


夜空に響く
花火の音

耳だけで楽しむのも
一興かな


8.「夜の安らぎ」


虫の声に
やっと気付く

夜の
安らぎ


9.「私がいなくても」


私がいなくても
地球は
回っていく

でも
私も地球を構成する
ピースでもあるはず

私がいるから
循環するバランスがあって

だから
私は
この世界に必要なんだ

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