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言葉の花束ーアキの詩集No.153


1.「雑談」


他愛のない
あなたとの雑談は

あなたを
知り

あなたとの
距離を縮めるための

大切な
時間

少しずつ
知っていきたいな

出来れば
私のことも

少しずつ
知って欲しいな

なんて
欲張りかしら?


2.「もっと強く生きたい」


あのとき
自分の気持ちを
はっきり言えていたら

ブレずに
自分の考えに
自信を持って

もっと
堂々と振る舞えていたら

そんな振り返りを
繰り返ししている

もっと
強く生きたい

そう
思っていても

実際の
私は

いざというときに
日和ってしまう

そんな自分が
情けなくて

だからこそ
いっそう

強く
生きたいと

そう心に
誓うんだ


3.「雨風が怖い」


風が轟き
打ち付ける雨の音が

怖い

早く
止んで

自然の驚異に
打ち震える

誰か
面白いお話をしてよ

そうしたら
気が紛れるだろうから

おとぎ話でも良いし

噂話でも良い

しりとりでも
構わないよ

誰か
傍にいてよ

一人で
怖い思いなんか
したくないよ

そうしたら
いつの間にか
怖い気持ちも

雨風と一緒に
飛んでいってしまうと
思うから


4.「雨が降って」


雨が
降って

浮かんでは
消える

水たまりの
波紋達が

生まれては
消えていく
命のようだと思いながら

ぼんやりと
眺める
午後の雨の道


5.「桜の見所」


桜が咲き
花びらが
道を覆う

桜ロード

道行く人々の元に
ひらひらと舞い落ちる

桜吹雪

水たまりに
花びらが浮かぶ

水面の桜

桜の見所は
思えば思うほど
浮かんでくる

桜を楽しむ
この国の文化

桜を
愛おしむ
この国の心が

誇らしい


6.「日常を生きたい」


テレビや
本の中での
ストーリーは

大抵
非日常的だ

それを
楽しむための
ツールなのかもしれないけれど

私は
日常の中で生きている

常に
非日常の中にいなければ
心を満たせないのだとしたら

ある意味
かわいそうだと感じてしまう

日常の中で
いかに喜び悲しみ

ささやかな幸せを
積み重ねていくかなのだと思う

たまに
非日常を楽しんでも良いけれども

やっぱり私は
日常を生きたい


7.「親という壁」


子どもの頃
親は
目標だった

でも
今は

親の弱さや
愚かさを知り

親は
壁になった

自分のことは
自分が理解し
認め
受け入れられれば良い

どんな経験も
糧にする強さを
私は持っている

あとは
親という壁を越えるだけ

超えた先の景色を
見てみたい

私の未来は
明るい

そう信じて
親という壁を
とことん越えてやりたい


8.「弱くても」


勝って
塞がる道もあれば

負けて
拓ける道もある

強く生きようと
力みすぎて
空回りしたり

柔軟性を失い
周りと衝突すれば
元も子もない

弱くても
謙虚に
協調性を持って
折り合いを付けていけば

自然と
周りが助けてくれるし

周りを上手く巻き込んで
解決することも出来る

単に
強くあろうとするよりも

自分は
何を大切にして
どう勝負したいか?

自分の
生き方の何を極めたいか?

それを
自問自答して
答えを導き出していきたい


9.「桜のある公園(エッセイ)」


桜は
盛りが過ぎて
葉桜になりかけていても

人々の心を
惹き付けるようで

相も変わらず
公園に人集りがあるよ

桜を愛でながら
歩く人や

桜を背景に
語らう人達

遊ぶ子供ら

とても
ポジティブなエネルギーに
満ち溢れていて
居心地が良い

桜を起点として
人々は癒され
心から笑い集う

何て素晴らしい
文化だろう


10.「和み」


美しい花に

小さな子供らの
無邪気に
はしゃぐ様
笑う様

綺麗な
演奏

どれも
美しくて

私の心を
和ましてくれる


11.「真面目」


自分の
真面目過ぎる性格が

時に
嫌になる

もっと
気楽に生きたい

もう少し
いい加減でも
良いじゃない

だから
今は真面目を
おサボりして

時間を忘れて
ダラダラしたいの

でも
暫くして
自己嫌悪に陥って

やっぱり
真面目に戻る

根が真面目なら
いっそ極めた方が
楽なのかしらね

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