見出し画像

言葉の花束ーアキの詩集No.73


1.「嵐なんて」

嵐なんて
なければ良いのに

何でも
流して
何でも
壊していってしまう

せっかく実った
作物が
台無しになったり

尊い命が
無くなったりもする

嵐なんて

言いたくなるけれど

嵐が去った後の
晴れやかな空は

なんて
美しいんだろう

空が
たくさん
涙をこぼしたからか

いつもの
晴れた空と比べると

いっそう
スッキリと
澄んだ空をしているんだ

嵐がなければ
見ることの出来ない
絶景だ

嵐は嫌い

でも

嵐の後の
晴れた空が
私は好きだ

だから

嵐なんて
来なければ良い

そう
思っていても

こんな空を
見てしまったら

嵐も
悪くない

なんて
思ってしまうよ



2.「本当の優しさは」

本当の優しさは

甘くはない

そして
時々
厳しくもある

その人にとって
何が必要かを見極め

必要な対応で
接すること

そのためには
相手から嫌われることも
厭わない

都合の良い
かりそめの優しさは
与えない

条件付きの優しさで
接することはない

誰に対しても
自分に対してもそう

本当の優しさを持って
接してくれる人は

実は
自分の苦手とする人かもしれない

苦手であっても
自分に何かしらの
気づきを与えてくれる人

そういう人は
自分にとって
必要な人だと思う



3.「気分の波に乗って」

蒸し暑さが
一変し

急激な寒さが
到来した今日

肌寒さに
起こされて

朝ご飯を食べてすぐに
長袖の服を出す

寒さのせいで
早起きが出来たので

時間があるならと
朝ドラが始まるまでに
急いで衣替えをする

慌ただしい朝

季節の移り変わりは
本当に気まぐれ

それに
毎度のことながら
振り回される

本当に
困りものだ

気分に振り回されて
嫌気がさしたものだから

私も
気分に乗って

勢いで
衣替えをした

思い立ったが吉日

やろうと思ったら
その気が失せる前にやること

それが
鉄則

天気を見倣って
気分の波に乗って
やってみた

たまには
こういうのも良いかもしれない

うん
とても気分が良い

だからね

また
気分を変えて
暑い日再来とか
止めてよね

お願いだから



4.「自己否定を手放して」

周りに
言われるがまま

自分を変えよう
欠点を改善しようとして
私は潰れた

自分は
変わらないといけない

なぜなら
そのままだと
ダメだから

そういうレッテルを
貼って

私の味方と
言いながら

自分を変えることを
強制してくる
周りの大人達

そんな
自己否定を押しつけてくる人達の
言うことを
何で聞いてしまったんだろう?

自分を変えること
欠点の改善とか
適応とか

そんな
あほくさいやり方を
手放した途端に

私は
かなり楽になった

自己否定を
強制されなくなって

代わりに
あるがままを受け入れられて

私は
生まれて初めて
自分を受け入れられたよ

自分を否定しないと
生きていけない世界に
身を置き続けなくて
本当に良かった

自分は
最高のパートナーでありたい

だからこそ
長所も欠点も
全てどうでも良くなるくらい
自分を受け入れて生きていきたいんだ

適応しなきゃ
改善しなきゃ
生きてはいけない

そんなわけ
ないじゃない

そういうことを
強制してくるような人達がいたら

そんな人達とは
距離を取った方が良い

自分が
自分らしく
生き生きと生きていける環境で

幸せに生きて
良いんだよ



5.「生きたいを軸に」

何のために
生きているか分からず
苦しくなる時かある

生きたいから
生きているんじゃないの?


仕事しているのも

何かを
頑張っているのも

みんな
生きるためじゃないの?

生きることが
義務になったら
辛いよ?

生きたい

その想いが軸にあってこそ
人生は輝くよ

生きたいを
軸にして生きるには

自分が本当に求めることに
耳を傾けて

1つ1つ
実践していくことが
肝心

自分との対話と
行動力が大事

機械みたいに
やり過ごして
作業をこなす

そんなロボット人生なんて
まっぴら
ごめんだ

そんな生き方を
するよりも

生きたいと
心から思えるような
生き方をしていこうよ



6.「歌と共に歩む」

赤とんぼが
飛んでいるのを見れば

赤とんぼの
歌が頭に浮かんでくる

夕方5時のチャイムの
タイトルは忘れたけれど

「カラスと一緒に
帰りましょう」のフレーズが
聞こえてくる

何気なく
平和を望めば

ジョン・レノンの
あの
クリスマスソングの歌詞を
口ずさんでいる

私の心は
色んな歌で
溢れていると気付く

懐かしい歌や

美しい歌

心温まる歌

どれも
口ずさめば
その歌の色に
心が染まる

その感覚が
とても気持ちが良い

歌を知る幸せ

歌を口ずさみ
楽しむ幸せ

これからも
歌と共に
歩んでいきたい



7.「頑張らない」

頑張る自分が好き

頑張っている
自分が
格好良いと思う

でも
そんな自分しか
受け入れられないと
苦しい

頑張らないことを
許可しよう

そこに
罪悪感はいらない

頑張らない自分も
好きになれると
良いよね



8.最後に

4.の詩について

私に、指導という名の差別と自己否定の強制をしてきた
大学時代の教授とか
病院施設の実習指導者、その他スタッフの人達に対する怒りは
おそらくなくなることはないと思います。

就労移行支援のスタッフさん達が受け入れてくれたことで
私は本当に救われました。
感謝しかありません。

医療福祉職の方でも
支援=適応とか、欠点の改善という、誤った考えを持たれている方は結構いると思います。

私は、自分の経験から得た学びを活かし
出来ることを強制しない
その人がその人らしく生きられる方法を模索していける支援者を目指したいと思います。

お読み下さりありがとうございます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?