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言葉の花束ーアキの詩集No.125


1.「ナイスなおばさんを目指して」


ナイスな
おばさん目指して

三十路を
迎えた

今日という日

人間として
可愛く
面白く

そんな
素敵な
年の重ね方をしたい

誕生日
おめでとう


2.「生き上手」

この世界にとって

私は
何者か?

主役か?
脇役か?
エキストラか?

多分
全部正解だ

色んな役回りを
演じて
楽しむこと

何の変哲もない
日常を

色んな角度から
楽しみを発見し

人生を
味わい尽くすこと

非日常でなくても
人生は十分
楽しむことが出来るはず

世渡り上手でなくても
天才でなくても

生きることに
喜びを見いだせれば

あなたは
十分
生き上手だ


3.「プラスよりもマイナスが必要な時」

楽しむよりも

静かな
空間で
落ち着きたい

そんな
気分になることも
ある

そういう時は

テレビを消して
スマホも閉じて

夜の虫の
歌を聴きながら

ゆっくり
横になろう

刺激的な楽しみを
プラスするより

わちゃわちゃとした
心のストレスや
疲れを抜きたい時なんだよね

その
心の声に従って

静けさを
楽しもう


4.「強がり」

私は
強がりだ

虚勢ではなく

芯を
強く保ち

己に
厳しく
しているからか

自分の中の
弱みを
抑制しがちだ

疲れて
心身が弱った時

不意に
聞こえる

寂しいの

それが
私の本心だ

いくら
強くなっても

自分の中から
弱さは無くならない

ただ
黙って

その声を
受け止め

自分を
抱き締めるだけで
良いのに

何で
出来ないのかしらね


5.「風のロンド」

風が
うなり

ビューと
吹き抜ける

草木
家々を
揺らし

音を奏で
舞い踊る

風の
ロンド

風の
踊る姿は
見えなくても

音を聞けば
その様子が
何となくイメージできるよ

このロンドは
悲しい舞曲なのかしら?

空が暗いし
音も怖い

いいえ

そんな中でも

風の
踊り子が

風の音に合わせて
楽しそうに舞い踊る様が
私には見えるよ


6.「明日を生きる原動力」

いつも
寝るときに

「寝たくない」と
思ってしまうんだ

もっと
こうすれば良かった

一日を
こんな形で
締めくくりたくないなんて

わがままな気持ちが
出てきてしまって

眠るのを
嫌がるんだ

今日を
振り返ると

途端に
空しくなる

だから

「明日こそは」と
心に決めて眠り

翌日も
懸命に生きる

いつになったら
今日に満足するのかな?

でも
その空しさが
明日を生きる原動力になるなら

このままで
良いのかもしれない


7.「人生の開拓」

いくら
求めても
掴めない

望む
現実

それしかないと
思っていないか?

自分の
出来ることは何か?

したいことは
何か?

視野を
広げてみよう

視野を広げれば
可能性が広がり

より人生を
開拓していくことが出来る

人生の
開拓は

自分の
どこを貫くか

何を
取捨選択していくか

その
自問自答の過程が
面白い


8.「迷いの森」

迷いの森に
入ってしまったとしても

必ず
抜けると

抜けた先に
答えを掴むと

決めていれば

あなたは
そこから

抜けることが
出来るはず


9.「抜ける」


一喜一憂や

葛藤

欲や
エゴ

人だから
味わう

感情や
衝動を

否定し続けても
何も掴めない

人間であるからこそ
味わうそれらを

受け入れ
向き合った先で

それらの
意味と役割を
理解することか出来る

それにより
次第に
抜けることが出来る


10.「眠れない夜の過ごし方」

眠れない夜は

ふかふかの布団に
くるまって

布団の柔らかさに
安堵する

目を閉じて
秋の虫たちの歌声に

静かに聞き入り
心のノイズを消していく

疲れた体に
そっと手を当てて

手の温かさを
じんわりと感じて
疲れを解きほぐす

そうやって
心地よさに浸り

眠れない夜を
楽しく過ごすのだ

あぁ
楽しすぎて
眠るのが惜しい

寝たくないと
駄々をごねたい

眠れない夜は
何でこんなにも
楽しいのだろうか

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