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言葉の花束ーアキの詩集No.41


1.「大きな道」


真っすぐに
どこまでも続いていく
大きな道があって

そこを
多くの人々が
通っていく

そんな光景が
ふと
脳裏に浮かぶことがある

この道は
何だろう?

どこに向かって
伸びていて

この人たちは
どこに向かおうと
しているんだろう?

人生という名の道が
築かれていって

あまたの人々の道が
ある目的地に向かって
伸びていっているのだろうか?

人生に
意味のないことなどないと
私は思っている

人生で起こること
一つ一つの意味を追求し
答えを導き出していくことで

自分が
生きていることの
意味を

つまり
目的を理解することが
出来ると私は思う

その目的は
人によって違うのだろうけれど

多くの人々が
ある目的地に向かって
進んでいく道を見るに

終着点は
全ての人に
共通しているのではないか?

多種多様の人生において
得られる人生訓は違っても

それにより
何者かになろうとしている

その何者たるかは
全ての人に共通しているのでは
ないだろうか?

私の見る
その大きな道

それは
この世界を
護り支える存在へと発展するための

学びの道だと
私は思っている



2.「単純」


私は
良くも悪くも
単純なところがあると思う

私は
そんなに賢くは無い

複雑に考えるのは
正直苦手だ

というか
面倒くさい

複雑な思索や
クイズなぞなぞは
好きな人がやってほしい

私には
不向きだ

でも
私は
物事をシンプルに捉えるのは
得意だ

シンプルに捉えるからこそ
見えてくるものがあるし
上手く的を射ることが
出来ることもある

率直に
どう思うか
どう考えるか

そういう視点で
考えることが
私には向いているらしい

だから
私は単純で良い

単純に
シンプルに
私は生きていきたい



3.「雪の降る日の温まり」


しんしんと
雪が降る

私は
家の中から
雪を眺める

雪の降る外は
寒いだろう

だけど
私は今
暖かい

なぜなら

雨風をしのぐ
頑丈な家の中にいて

暖かな
服をまとい

暖房を
きかせて

温かな
ご飯を食べて

心温まる
ドラマを見て

家族と
心からほっと温まるような
語らいをして

猫を撫でては
温まっている

今日は休日なので
朝食後は
布団にくるまり
蓑虫みたいに
温まっていた

いつも寒いけれど
雪の降る日は
うんと寒い

だから
温かさが一層
身に染みて
心地よく感じる

心地よく感じれば感じるほど

「あぁ
幸せだ」と
心から安堵するのだ

温かさで
身を包み
外を眺めると

カラスが雪の中を
飛び交っていくのが見えた

寒い中
彼らはどこへ行くのだろうか?

家族の元だろうか?

人以外の
生き物達は
この寒さに震えながら
過ごしているのだろうか?

寒いながらも
虫は土や枯れ草にこもり
動物は巣穴で家族と身を寄せ合って
暖を取っているのだろうか?

寒い日は
温かさが恋しくなる

寒さの中
暖かさを感じると
ほっと心が和むのは

どの生き物も
一緒なのだろうと思う



4.「雪を楽しむ」


陽に照らされて
きらきらと光る

畑や
道ばた
屋根など
色んなところに
残っている

屋根に残った雪が
溶けて
地面へとこぼれ落ちていく音が
心地良い

ぽたぽた
ちょろちょろと
心をくすぐる

雪の塊を
踏みしめると
さくさくとした音と感触が
面白い

人のいないところで
子供みたいに
雪を踏む遊びを
楽しんでみる

雪に注目して
色々楽しんでみたという
そんな
お話



5.「その子の孤独」


その子は
苦しくても
救いを求められない子だった

その子は
生かされながらも
殺されていた

人権は尊重されていて
幸せは享受でいていた反面

その子を罵り
支配しようとする勢力の
攻撃を受け続け

凜として
受け流してきたものの

心が休まることはなく
それでも心の姿勢を
崩そうとはしなかった

傍で見守り
支えようとする存在はいて
感謝の心は持ってはいても

助けて欲しいと
言うことは出来ない

おそらくは
できる限りのことはしてくれている

一緒に
立ち向かってくれているのだろうけれど

いや
これ以上のことは言えない

許してくれ
すまないという声

どうしようも
ないのだろう

ボロボロなのは
同じだろうから

すがりたくはない

助けを切望して
期待通りに事が運ばなければ

酷く
取り乱して
絶望するだろう

だから
助けを求められない

その子を
苦しめるものは何?

その子が
闘うものは何?

ふと
よぎった想い

世界の安寧のため
人々の安息のために

自分を礎として
身を捧げた

捕らわれつつも
良いものと
そうで無いものの
バランスを維持するために

その子は
生きることを受け入れた

とても勇気のいる選択だと思う

だけど
その子の孤独は
悲しすぎる

犠牲になっていると
悲観することも許さず

ただ
己の宿命に従って
生きている

宿命の奴隷には
ならないで

あなたは
よくやったよと
言いたい



6.「魔をも魅了する彼女」


誰よりも
孤独を愛し
孤独の中で生きてきた
彼女は

孤独故の
痛みと苦しみを知り尽くし

だからこそ
負とされる者達を
排斥するよりも
理解しようと努め

少しでも
彼らの苦しみが軽くなり
幸がもたらされることを望んだ

なぜ
彼女はそんなことをするのか?

なぜならば
彼女は
人の痛み苦しみを
そのまま自分のもののように
共感してしまうからだ

人の痛み苦しみを
感じる度に
痛む部位に手を当てて
祈りを込めて
癒してきた

ある意味では
その共感性は呪いのようだ

しかし
受けるしか無いならば
覚悟を持たなければならないと

彼女は
受け入れる決意を固め
自分の役目を日々
全うしている

そうした日々を過ごす内に
人の痛み苦しみ弱みなどを知り
受け入れられるようになっていった

そのような宿命を持ったからこそ
人の醜さ卑しさの中に潜む
心の痛み苦しみ弱みを
受け入れることが出来るのだろう

その彼女の姿勢は
いつしか
魔とされる者達をも魅了していた

魔とされる者達も
寂しいし辛い

それが分かる彼女を
魔は欲しがり
コントロールしようとしてくる

しかし彼女は
その勢いに押されることはあっても
心を委ねることはなかった

それは
ただの拒絶ではなく

誰かのものになることで
自分の務めを果たせなくなることは
避けなければならないし

誰かのものになることで
心地良さがあったとしても
その依存関係は
誰も幸せにしないことを知っていたから

愛をこめて
受け流していた

傍若無人に振る舞い
全ての者達を自分の思うがままに
支配しようとする
邪悪な存在がいるとしても

彼女は
静かな心で対峙し

相手に必要なことは何かを
共に考えていき

必要な言葉を選び
投げかけていくだろう

その頬や手に
自分の手を添えて
温もりを伝えるだろう

彼女の務めは
正負のバランスを整え
調和を保つこと

その務めのために
相手を選んではいられない

そんな性があるから
色んなものを引き寄せてしまうのだろう

本当に
美しい心を持っている

彼女は
芯が強く
魅力的だと思う

だから
魔をも魅了する

それは
良いところでもあるけれど
ちょっと
危険な感じもする

実際
危ない目に遭うことも多いから

必要なサポートをしてくれる方々の
力を借りられると良いと思う

遠慮する必要は無いよ

彼女は
よくやっている

孤軍奮闘
し続けなくて良い

努力点は
いつも満点を超えている

あとは
いかにサポーターと協力するかだよ

少しでも
彼女に
心の安らぎがもたらされることを祈るよ



7.「くつ下泥棒」


てくてく
ぽとり

うちの猫は
くつ下をくわえて
運んでは

廊下や
居間など
色んな所に落としていく
癖がある

しかも
決まって
私のくつ下を
泥棒する

何がしたいのか?
うちの子よ

私の靴下の
匂いが良いのかしら?

1日に
何回も
私の靴下を
泥棒する

よく分からない
うちの子の癖

お転婆娘で
魚をよく泥棒する子とは違って
大人しい子なんだけれど

君も
泥棒猫だったんだね

お転婆の妹分の
面倒をよく見ていて
偉いよね

ただ
寂しそうに遠くを見つめて

布団とか枕を
踏み踏みする癖がある

それは
お母さんのおっぱいを思い出して
子供返りをしているんだと
ネットで調べたけれど

やっぱり
お母さんが恋しいのかな?

私のくつ下は
お母さんの匂いがするのかな?

私は
お母さんにはなれないけれど

お母さんが
君に注いであげられなかった分
いっぱい愛情を
注いであげたいよ

あぁ
今日もくつ下泥棒をしている

何て
可愛い子なんだ

ぎゅっとしてあげたい

そう思って
抱っこをすると
君はすぐに身をよじって逃げる

なかなか
懐かない

けれど
そんな君が
可愛いのだ



8.最後に(詩の解説)


1.の詩

たまに浮かぶヴィジョンについて綴った詩です。
大きな道を
多くの人々が進んでいくイメージ。
それについて考えてみました。

スピリチュアルかつ哲学的な詩をお届けしました。


2.の詩

自分の性格について分析し

良いところも悪いところも含めて

自分って良いよな~ということを綴った詩です。


3.の詩

雪が降った日に思ったことをエッセイ風に書いた詩です。


4.の詩

雪が降った翌日に

雪に注目して楽しんでみたことをポエムにしました。


5.6.の詩

ほぼほぼノンフィクションの詩です。

第6感の強い私の日常について

客観、主観を交えて書きました。


7.の詩

我が家の愛猫2匹のうち

先住猫のココについて書いた詩です。

くつ下泥棒には困りものですが

そんな癖もたまらなく可愛いです♪


お読み下さり

ありがとうございます(^^)/



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