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言葉の花束ーアキの詩集No.49


1.「つくし探し」

4月に入って
桜が咲いて
散っていき
黄緑色の葉が生え始めた
今日のこの頃

休日の朝の
大部分を寝て過ごし

気まぐれに
散歩でもしてみようと
家を出た

はっと
思った

4月に入れば
もう
出ているのではないか?

田んぼのあぜ道を
くまなく探して

やっと
見つけたよ

今年も
会えたね

会えるのを
楽しみにしていたよ

他の
草花に混じって
にょきっと顔を出している

つくし

愛嬌のある
とんがり帽子

この前探したときは
見つからなかったけれど

時期が過ぎる前に
会いに来られて良かった

それにしても
今日は大分暑い

それは
つくしも同じようで

茶色の肌が
やんわりと白くなりかけているのが
暑さにバテているようだ

お日様の光を
一身に受けて

あっちでも
こっちでも

つくしの
とんがり帽子が
見えている

春と言えば

だけじゃないよね

野に咲く草花の
彩りも美しいし

つくしのとんがり帽子も
また
可愛らしい

私は毎年
この時期になると
つくしを見つけに
探検する

春を探しながら
散歩するのは
本当に楽しい

道をただ真っ直ぐ見て
歩いていたら
何も見えない

それじゃぁ
つまらないよ

足下や脇
空など
色んな所に目を向ければ

美しいものや
面白いものを発見できる

それらは心を彩り
心を豊かにしてくれる

心というキャンパスに
ペイントを施す時間は
あった方が良い

色んなものに
関心を向け
感動をする時間は

心が息づくのに
潤いをもたらすのに
なくてはならない時間だ

今日は
心のキャンパスに
色んな草花の色や
つくしの色を彩色した

どうだろう
とても素敵な
色合いになった気がする

これは
世界に1つだけの
心の色だ

これからも
どんどん色んなものを見て
感じて

自分だけの色を
作っていきたいな



2.「私の父」

安心して
弱音を吐いたり
悩みを打ち明けられる相手

そして
私の吐露した言葉のボールを
やんわりと受け止めて

やんわりと
優しい言葉で投げ返してくれる
そういう相手

一緒に
ふざけあって
談笑できる相手

時には
世界情勢や
日本の社会についてなど
真面目な話をし合う相手

それが
私の父

親だからと
私を下として見ることはなく

対等に
同じ人として
見てくれる

一人の大人の人間として
一緒に考えて
話し合ってくれる

だから
私は父を
世界で一番
尊敬しているし
信頼している

最も
尊敬し
信頼出来る人が
身近にいることは

本当に
幸せなことだ

お父さん

私は
貴方の娘として生まれて
本当に良かった

私もいつか
自分の子供に
自分が父にしてくれたことを
返してあげたい



3.「学ぶ喜び」

私は
勉強が好き

机上の勉強が
好きと言うよりも

広い意味で
学ぶことが好き

色んなことを
経験して
学ぶことも大好き

その体験を
詩にまとめて
表現することも好き

学んだことから
気づきや新たな学びを得たり
どんどん知を追究していくことが
大好きだ

人生とは
学び
成長することだと
私は思っている

どんな出来事も
どんな出逢いも
全てに意味があって

その意味を追究し
理解していくことで
人はどんどん
何かに向かって
成長していけるのだと思う

その何かって
何だろう?

それを
考えるのも
面白い



4.「人に執着しない生き方」

私は
人に執着したくない

人との関わりを
一切持ちたくないわけではない

人の優しさや温もりは
感じれば嬉しいし

支え合い助け合う
そういう人との繋がりは
好きな方だ

ただ
過度に
そういったやり取りを
したくない

優しさも
支え合いも
ほどほどが良い

過度に
そういうことをされれば
その分返さなければいけないと思って
気疲れするし

過度に
そういうことをすれば
「どれほど返してくれるか?」と
見返りを期待してしまう

何事も
過度ではいけない

人間関係は
熱すぎず
冷たすぎず

ほんのり
温かいくらいが
ちょうど良い



5.「自分の心に愛を」

疲れているときほど

嫌な思い出が
蘇ってくる

普段
閉じられていた
記憶の壺の蓋が開いてしまって

するすると
出てきてしまうんだ

痛くて
苦しい想いを伴って
嫌な思い出が

それと共に
自分の心の奥底で
普段は大人しくしている猛獣が
起きて暴れようとする

その猛獣とは
自己中心的で
わがままな自分

今まで
満たされなかった
自己愛や自己肯定感の表れ

周りから
受け入れられず
孤独に過ごしていた過去のおかげで

今の私は
強くなれたかも知れないけれど

その過去のせいで
私の満たされない部分が
猛獣と化してしまった

疲れるのは
本当に嫌い

嫌な記憶に
私の中の猛獣に
苦しめられるから

過去はなくならない
修正できない

だから
今を生きるしかない

今を生きることで
過去を癒して
自分を満たしていくしかない

その方法は
たんに強く生きることだけでは
事足りない

自分の弱い部分も
受け入れながら生きていくこと

関わる
色んな人や
色んな出来事に
感謝し
学びながら生きていくこと

とか
そんな風に
正しく生きていけば
必ず癒やせるのかといえば
そういうわけではない

人生に
マニュアルは作れない

こうすれば
癒すことが出来るという
絶対的な正解はない

でも
投げやりにもなりたくない

幸せに生きることを
諦めたくはない

とにかく
どんなことに喜びを感じ
心が安らげるかを

探りながら
自分の心に
愛を注いでいきたいんだ



6.「母の許可する道を歩みたくない」

支援に携わりたいという
夢を捨てきれず

精神保健福祉士の資格取得を目指して
通信受講を始め

今日は
教育訓練給付金の申請手続きをしに
ハローワークへ

私は
作業療法士に復帰して
2ヶ月で辞めた

逃げるのはもう
それっきりにしたい

夢を諦めない

確かな志を
強く持って
再び歩み始めたことを
誇りに思って良い

はずなのに
支援職を再び目指していることを

未だに
母に告げられない

父に対しては
色んなことを話す私

しかし
母に対しては
胸の内を話せない

なぜなら
私は母を
信頼していないからだ

退職して
家にいることが多くなった母

「今日はどこかに行くの?」
その問いかけを
やんわりはぐらかす私

何となく
何かを隠されていることは
気付いているんだろうな

ここまで来たら
話しても良いのだろうが

それでも
話したくない

子供の頃から
今まで

母に対して
何かを話す度に

感情的になられたり
一方的に
考えを押しつけられたり

散々
嫌な想いをしてきた

そうではない
パターンも少しは
あったとしても

私の潜在意識が
そうだと言っているから

話し合いにならない相手とは
話をしたくない

それが
私の答えなのだ

親だから
何でも話さなければいけないのは
おかしいし

信頼出来ない相手に
話す意味はあるのか?

話す相手は
選ぶべきではないか?

そもそも
私が母を信頼出来ないのは
私のせいではない

もう
ここまで来たら
とことん隠し通してしまいたい

母が
傷ついたとしても
気にしすぎたくない

私の決意は
変わらないから

その足を引っ張るような因子は
排除しておきたい

面と向かって
話し合うのが大人かも知れないけれど

面と向かえば
トラブルにしかならないならば
避けるべきだ

しかしながら
胸を張って
支援職を目指していると
言って良いはずだ

何も
恥じることはない

それを
あぁだこうだ言う人が
いるとしても

そんな人を
相手にする必要はない

だから
母を相手にしたくない

母が許可する道を
歩む人生なんていらない

私は
私の望む道を
歩いて行く



7.最後に

いかがでしたでしょうか?

今回は詩の解説はお休みで(疲労困憊なので)。


1つでも

心に届いてくれた作品があれば

嬉しいです♪


お読み下さり

ありがとうございます(^^)/





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