言葉の花束ーアキの詩集No.54


1.「タンポポの旅路」

野原一面に咲く
黄色いタンポポの群生が

いつの間にか
白い綿毛に
変わっていた

仲間達に
別れを告げて

それぞれが
新たな世界へと
旅立とうとしている

どこに向かうかは
本人達も
分からない

風の向くまま
身を委ねて

降り立ったところで
咲こうとしている

みんな
どんな思いで
旅立とうとしているんだろうか?

仲間達やふるさとへの
惜別の思いもあれば

未知の世界へと
胸をときめかせているのだろう

ほら

風が吹いて

綿毛達が
ふわっと舞っていく

ここでの人生を終え

また
新たな人生をスタートさせていく

それを繰り返し
タンポポ達は

様々な土地へと
巡り巡って
歴史を紡ぎ

至る所へと
彩りを届けていく

道行く人々へ
黄色い花の
元気を届けてくれる



2.「本当にやりたいこと」

本当にやりたいことが
見つかったときの

胸のときめきが
たまらない

やらなきゃいけない!という
義務感と焦燥感で
やるときよりも

何十倍
何百倍も

やり遂げたときの
達成感と興奮がある

本当に
これだ!と思えるものに
巡り会い

それに気付いたときの
わくわく感が
たまらない

どんなに
大変なことでも

その苦労を
楽しんで
やり遂げられそうだ

その
わくわく感を携えて

思うままに
どんどん
挑戦していきたいし
どんどん
追究していきたい



3.「こだわりの強さはギフト」

自分は
これと思ったことは
どんどん追究する
こだわりの強いタイプだ

それを周りの人達は
「あまりこだわるな」とか
「完璧を追究しすぎない方が良い」とか
色々言ってくるけれど

せっかく
持って生まれた自分の特性だから

私はそれを
厄介者扱いしたくない

むしろ
ギフトと思いたい

自分のこだわりの強さは
どこかで役に立たせることが出来るはず

自分の特性を
ギフトとして発揮できる環境を見つけたい

自分を殺すより
生かす方向で

人生を
切り抜きたい



4.「スポットライト」

自分と向き合い過ぎると
鬱々としてしまうことがある

そういうときは
他者と触れあい

その中で
他者の生き方
考え方
価値観などを
見て知ってみると良い

自分の内側だけでなく
外側にも目を向けて
耳を傾けてみよう

そうすることで
自分の中で
何らかの良い変化が
起こることもある

自分の内側だけに
スポットライトを当てるだけでは
得られない答えがある

自分の世界を
より広く開拓するため

至る所に
スポットライトを当てよう

そのためには
自分の外側の世界
そこの人達に触れてみることが
大事だ



5.「断捨離」

モノは
必要な分
あればいい

例えば服

沢山買ったくせに
基本、着るのは
だいたい同じ服

それは
本当に必要なモノか
見極めて買うべきだし

いらないモノは
潔く手放した方が良い

気持ちもそう

あんなこと
こんなこと

いつもまでも
怒ったり
悔しがっていても
仕方がない

気が付けば
心が重く沈んでいる

余計な感情という
荷物が心に
乗しっかかっているからだ

どの感情が
どの考えが
いらないか
手放すべきか

よく判断して
心の断捨離をすべきだ

そうすれば
心も体も
軽くなるし

余計な執着が
なくなれば

もっと自分が
そして世界が
見えるようになる



6.「大きなシュークリーム」

家族からもらった
大きなシュークリーム

多いと思ったけれど
全部食べてしまった

だって
残して捨てるのは悪いし
勿体ないから

そうしたら
案の定
気持ちが悪い

そして
後悔

全部
食べなければ良かった

家族からの優しさは
気持ちだけ受け取れば良い

形に拘らなくて良い

他人に気を遣う前に
まずは
自分に気を遣わないといけない

自分を苦しめてまで
他人に気を遣うのは
ちょっと違う気がする

相手は自分を想ってくれて
そんな自分を
自分は苦しめるなんて

それこそ
何なの?

それに
相手はそこまで望んでいないと思うし

何なら
「いらない」と拒否したって良い

相手の良かれが
自分にとって良いものでないこともある

それをジャッジするのは
自分だよ

その相手の良かれを
どう受け止めるか

自分を守るために
どう受け止めるかが大事

全てを受け止めなくて良いってことを
忘れないで



7.「命を頂く」

私達は
食べ物からの
生きる力を頂いて
命を繋いで生きている

いただきますは
命を頂くという意味だ

それを忘れずに
生きること
生かされていることに
感謝して生きたい



8.「私は詩人でいたい」

想像力を膨らませたい

それをもとに
素敵な詩を作りたい

その想いはあっても

頭が回らない
気力が出ない

そういうときの
絶望感が
半端ない

書きたいと思ったら
すぐに詩が書ける

そういう
都合の良い頭をしていたら
どんなに良かったか

疲れすぎた頭では
何も生み出すことは出来ない

歌いたくても
歌えない鳥って
こんな気持ちなのだろうか?

疲れた頭を休ませれば
また
詩は浮かぶのだろうけれど

それまで
待っていたくない

どんどん
詩作への欲求が溜まって
心のダムが決壊しそうだ

私は
どんなときでも
詩人でいたい

どんなことがあっても
どんな気持ちでいたとしても

全てを詩の糧にして

死ぬまで
詩を書き続けたい



9.最後に

今週も

詩集を投稿させて頂きました!

心に響く詩がありましたか?

少しでも心に留めて頂けると嬉しいです♪


最後までお読み下さり

ありがとうございます(^^)/


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