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モフモフ猫をオーダー

猿が好きでメインは猿を作ってますが、オーダーをいただければ、猫も犬も作ります。

それは久しぶりに来た猫のご依頼でした。

昨年12月中旬にご依頼があったんですが、イベントが重なっていて、すぐには取りかかれず、ひとまず、写真をたくさん送ってもらってました。

猫を作る時は、ひたすら情報が欲しいので、あらゆる角度からの写真を送ってもらうようにしてます。

今回、寄りの写真と引きの写真、割とまんべんなくいただいてたので、予習はバッチリ!

なんとなく作れそうな気がするーー!


と思ったタイミングで制作開始です。

今回の難しかった点は、「手に乗る位の大きさで、裏も色、模様をつける。」でした。

大体、こうやって床に置くものの裏は、何もしないか、何か裏地をつけるのですが、裏もある程度作る。

って言う事は、ほぼ全身作る。

予算も限られているので、その中でどうしようか試行錯誤しました。
作る時間も好きですが、この試行錯誤の時間も好きだったりします。

ベースを作るのに、全体の1/3の時間は使ってます。

顔は手で覆っているため、目玉の再現は不要。
でも、横から見て、おかしくならないようにバランスを考えました。
一応、全方向から見ても違和感ないようにするのが、今回のポイント。


モフモフにするのに、植毛をしました。

私自身、このモフモフにする前段階で、全体像は見えてます。この時点で、この猫ちゃんが、どれだけ愛されてきたか、なんとなく飼い主さん目線で見られるようになってます。

結局、感情移入してしまうのです。
大切に育ててもらって良かったね〜っていう思いも持ちつつ、どんな風にすれば、この飼い主さんの気持ちに沿う事ができるかを考えつつ、丁寧に植毛しました。

手放す時は、私自身、大満足な状態です。

気に入ってもらえたらいいなあ〜と思いながら梱包し、発送。

数日後、思った以上の感想が送られてきて、感極まってしまいました。

「・・・ようやくペットロスから立ち直れそうな気がします。
どうかこれからも素敵な作品を作り続けてください。」

丁寧な感想をいただいた最後の2行に、こう書いてありました。
あぁ・・・良かった〜〜っていう安堵と、フェルトをやってきて良かった〜っていう気持ちでいっぱいでした。

最初に書いた通り、私は猿が好き。
なので、猿の方が多分早く作れます。
他の動物は多少時間はかかりますが、制作は毎回楽しませてもらってます。

現在、猿を作りためてますが、一段落がついたら、次回は犬です。

これも楽しみです❤️


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