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「あの子に会いに行く」 京都 田中神社

今日は、「あの子」がいる田中神社に行った時のお話です。
さて、あの子とは誰なんでしょう?
ではその謎を解きに、さっそく行ってみましょう。

田中神社は京都市左京区にあります。
まずは叡電で元田中駅へ。

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こちらは「田中里ノ前」交差点です。
写真中央に見える道を進んでいきます。

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少し歩くと左側に田中神社が登場。

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田中神社は元田中駅から徒歩数分という距離にあり、訪れやすい場所だと思います。
入り口に田中神社についての説明書がありました。

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田中神社は、旧田中村の産土神(うぶすながみ)として崇敬されてきたそうです。
創建等については、詳細は不明みたいですね。
ただし、「日本三代実録」中にある貞観5年(863年)「田中神」というのが、この田中神社であるといわれているそうです。
つまりこのことから、田中神社は平安時代には既にあったと。
歴史が古いということがわかりますね。

「大国主大神」を主祭神とし、四つの摂社にはそれぞれ、稲田姫大神・事代主大神・倉稲魂大神・猿田彦大神が祀られているそうです。

少し進むと、中央に石橋がありました。

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写真の石橋奥に背の低い木が見えると思いますが、
こちらは榊(さかき)で、この榊が植えてある場所が旧社殿跡だそうです。表参道の真ん中に、石橋と旧社殿跡が並んでいるんですね。

右側には手水舎。

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反対側の建物には

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ここにも同じく田中神社の説明書が。

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最初にご紹介した入り口の所の説明書が見えにくい方は、こちらの方が見やすくていいかもしれません。

では正面から入ります。

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このまま進んで、まずは本殿の方へ向かいたいところですが…
この鳥居をくぐるとすぐ左側に、先程から言っていた「あの子」が登場するんです。
それがこちら‼︎

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そう‼︎‼︎
「あの子」とはこの子たちのこと、「孔雀」なんです‼

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色はもちろんのこと、姿形がとっても美しいですね。

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このことを知らずに初めて来た時は、本当にびっくりしました(笑)
こんなお出迎え、普通ありませんよね⁉︎
ゆっくりと近づいてみましたが、とても大人しかったです。
人に慣れているのかな?
堂々としていますね。その姿にしばらく見入っちゃいました。

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そして、そこから奥へ進みご挨拶を。

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こちらが拝所になります。

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この中には本殿と摂社があります。

そして、向かって右側に朱色の鳥居が並んでいる場所が。

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鳥居をくぐると、

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田中神社の末社「玉柳稲荷神社」がありました。
こちらには、倉稲魂神(うかのみたまのかみ)お祀りしています。

先程の説明書によると、もともとここにあったわけではなく、氏子(氏神が守ってくれる地域に生まれた子)の要望で、談合の森(現在の叡山電鉄茶山駅周辺)からこちらに移されたそうです。
以前稲荷社があった森自体は今はもう存在しませんが、時代が進み地域がどんどん変わっていく中でも、信仰心の厚い地域住民によって、稲荷社はちゃんとこちらに遷座されたんですね。

地域の方々の強い想いが伝わってきます。

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こちらが社務所です。

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手前にこんなものが置いてありました。

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なんだこれ⁉︎
この正体は一体…?
よく見ると何かの卵かな?

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どうやらこれはおみくじのようで、「くじゃくみくじ」というそうです。
調べてみると、これは孔雀の卵をイメージしており、中にはおみくじと一緒に折り紙で折られた孔雀が入っているとか‼︎
やはりあの子たちに因んででしょうか?
私の中では結構珍しいおみくじの部類だと思いますが、みなさんはいかがでしょうか?

ちなみに、折り紙で折られた孔雀は様々な色が用意されているらしい。
もちろんおみくじの内容も大切ですが、何色の孔雀が入っているかというのも気になるところですね。
自分の好きな色が当たったら、私ならテンション上がります(笑)

社務所の隣には「伊勢神宮遥拝所」がありました。

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さて、ゆっくり堪能できたのでそろそろ帰ろうかな。

少し暗くなってくると境内に灯りがともり、こんな素敵な雰囲気に。

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帰りは神社の裏から出てみました。

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ちなみに、裏から出ると元田中駅はすぐでした。

田中神社に行った感想としては、表の入り口は道路に面してはいるものの、住宅地いうこともありとても静かだなと思いました。
そして、想像以上に境内が広かった‼︎
また、田中神社へ行くと参拝されている方によく出会うのですが、観光客という感じではないので恐らく地元の方々だと思われます。
かわるがわる参拝にくる姿を見ていると、田中神社は本当に地元の方々に親しまれている神社なのだなぁと、実感。
地元に愛されているという感じがすごく伝わってくる神社でした。

でも、神社に孔雀がいるなんてほんと珍しいですよね。
なんだかとってもラッキーな気分。
あの子たちに会いたい方は、ぜひ田中神社へ。


ではまた。

 


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