【映画レビュー&ゲームレビュー】不遇な劇場未公開作品『モンスターズ・リーグ』の感想とタイアップゲームが出ていた件
今更のレビューシリーズ。
『モンスターズ・リーグ』のざっくりとした感想
『モンスターズ・リーグ』を観ました。
当初は2021年春に劇場上映を予定していた映画なのですが、新型コロナウイルスの影響により、度々延期となってしまった映画。
海外ではパラマウント+の独占配信となりましたが、日本では流れに流れて2022年4月22日にデジタル配信にて日本上陸を果たしました。
『モンスターズ・リーグ』はモンスターと人間が仲良く暮らす世界を舞台に、モンスター同士が強さを競う格闘技“モンスターリーグ”でのんびりやのモンスター・スティーブが、少女のウィニーとタッグを組み、チャンピオンを目指すという内容の作品です。
本作を観た感想をざっくり一言で言うと……
いまひとつ。
といった感じ。
もっと具体的に踏み込んだ感想を書いていきます。
『モンスターズ・リーグ』のもっと踏み込んだ感想
■ある種ベタ!手堅い格闘技バディモノ
本作は巨大なモンスター同士の格闘技“モンスターズ・リーグ”が興行となっている田舎町を舞台に、大都市に人気選手を引き抜かれてしまった少女ウィニーと、実は偉大なチャンピオン選手の血統にある怪獣スティーブの二人がバディを組んで、リーグの頂点を目指していくお話。
ある意味ベタなネタではありながらも、選手が怪獣というからヒネりから、練習シーンのダイナミックさであったり、絵面の面白さであったりが増しているところが本作の肝。負け癖を如何に解消するのかという話も興味深く、特筆するほどのドラマの強さはないなりに手堅いお話となっていました。
■気になるキャラクターデザインの癖の強さと試合展開
じゃあ、そのモンスター同士のプロレスが今作の魅力にはなるのでしょうけど、やや気になるのがモンスターのデザイン。
バリエーションの多さや、性質の全然違うキャラクターが続々と登場するのでちゃんと飽きのないようにはできているのですが、“惹かれる”怪獣感がなかったのが残念。
そもそも人型のキャラクターばかりじゃなくても良くない?とか、キャラクター然として怪獣の怖さみたいなものが取り除かれすぎじゃない?とか、そもそもバタ臭いというか……。
そして肝心の試合展開も結局リング上で行われるということもあって、まんまプロレス。ただ登場人物がデカいだけで、怪獣を用いた利点がスケールアップだけに落ち着いてしまったようなのは残念。
せっかく怪獣同士を戦わせるんだったら、もっと街や自然を破壊できるようなそのスケールアップが感じられるような設定にしてくれたら良かったのに。結局はただデカいだけのプロレス、ってのはがっかり。もっとキン肉マンばりの無茶苦茶ぶりでも良かったのですよ。
まとめ
というわけで、個人的には劇場上映がなかったのも納得といった感じの、悩ましい作品でした。
さて、そんな『モンスターズ・リーグ』。
ゲームアプリが存在していたのをご存知でしょうか。
そんな『モンスターズ・リーグ』のゲーム「RUMBLE MATCH」も今回は併せて紹介します。
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★『モンスターズ・リーグ』のゲームアプリ「Rumble Match」
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