これすごいぞ!中国生まれのハードでシブいアクション映画『ナタ転生』の感想!
ちょっと間が空いてしまいましたが、むしろ続々と上映館が増えているので、今から観に行くという人も多いのではないでしょうか。
『ナタ転生』のざっくりとした感想
大阪公開開始の週末に、ステーションシティシネマさんで観てきました。
東京先行公開なので、すごく待っていましたよ。
ナタ転生(原題: 新神榜:哪吒重生)
制作年:2021年 / 制作国:中国
監督:チャオ・ジー
中国映画『新神榜 哪吒重生』が中国での上映から間も無く、日本でも緊急上映。中国の伝奇小説「封神演義」に登場する少年神ナタを主人公にした、現代風の3DCGアニメーション。中国の現地公開とあまり時間差なく公開してくれるというレアケースなとこも嬉しいですし、最新の中国の3DCGアニメーション映画の力を体験できる機会という意味でも嬉しいです。
本作を観てきた感想をざっくり一言でいうと
秀作。
思った以上にハードなアクション映画。いきなり身体に大きなダメージを負う人や、死んでしまう人などが出てきて笑って楽しめるエンタメ作品に臨むような気持ちで行くとビックリしてしまうのでは。
派手なエフェクト盛りだくさんでスクリーン映えする一方で、派手に戦うだけでなく、意外と人間ドラマにも注力していてなかなかに“シブい”映画となっていました。
そんな中でも、癒し系とも言えるキャラクターが仮面男。
デザインも動きも役回りもカッコいいんだこれが。仮面を被っているということで、作中では彼の正体も明らかになるわけですが、スタイリッシュにあのキャラクターをこう描くかというバランス感にも感心です。
見応えのある映画を観たい人にはオススメの映画となっております。
難点を言えば、主人公の転生前とされる“哪吒”の物語を踏まえていた方が楽しめる......というか踏まえてないと、随所の気が利いてるな、というポイントも気づかないまま見過ごしてしまうのが惜しいですよね。
『ナージャと竜王』や『ナーザの大暴れ』のなどのタイトルで知られる古典アニメ『哪吒闹海』ってアニメ映画を押さえておくと、もっと楽しめるのでオススメです。
日本ではパイオニアLDCさんの『上海美術電影作品集』のVol.1で収録されています。哪吒が竜の筋抜いてリボン遊びをするえげつないとことか笑えます。
以下、ネタバレありでもっと詳しい感想を書いていきます。
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