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ねじの強度について

どうもねじまにです。

突然ですが、4.8、8.8、10.9、12.9

これなんの数字かわかりますか?

分かる人はねじ強度についてずぶの素人ではないようです(笑)

この数字は鋼製ねじの強度区分を表しています。

強度区分ってなんぞや!!

下記の写真のように六角ボルトや六角穴付きボルトの頭には材質や強度を示す数字が刻印されています。これを強度区分といいます、はじめの数字は引張強さを次の数字は引張強さに対して何パーセントの荷重が降伏点なのかを示してるんです。

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ねじは一定以上の強い力で締め付ける力が抜けて最後はねじ切れちゃいます。その 力が抜けるポイントを降伏点といって、降伏点を超えなければボルトは伸びても元の長さに戻るんです。
だからむやみに強く締めちゃいけないってことは覚えておいてくださいね~

ちなみにステンレス製のボルトや海外規格のボルトについては強度区分の表し方も異なるんです。

ステンレス製の場合

A2-70と表記されます。

はじめのA2についてはステンレスの鋼種を表します。

代表的な鋼種区分だけちょっとご紹介

A-1 : SUS303等
A-2 : SUS304・304J3・305・XM7等
A-4 : SUS316・SUS316L等

あとの70については強度区分を表します。この場合は700N/mm²です。

ちなみに一般的なステンレス六角ボルトはA2-70となります。

海外規格(ユニファイねじ)の場合

強度区分はGRADEで表します。GRADE2、GRADE5、GRADE9が一般的です。

ちなみにユニファイねじの六角ボルトの頭部刻印はこんなのが多いです。

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なんの規格かわからないときの参考にしてみてください(笑)

こんな風に材質や規格によっても強度区分の表記が違うのでホントわかりづらいですねw

でもよく「強度強いやつ使ってれば間違いない!」とかいい加減な事言ってる人いますけど、それは間違えです。強度によって適材適所あります。

強度が強くなれば弱くなる点もあるのでわからないときはねじ屋さんにちゃんと聞いて選定してもらうようにしましょう(笑)

では今日はこの辺で~

NO NEJI NO LIFE!!



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