生きてることってこんな難しい

どうしても誰かに言わなきゃ気が済まない。

みんな毎日どこかでこんな思いをしながら生きてんの?それってすごくない?

と誰かの肩を掴んで揺さぶりたくなる。

怒られた。いや、叱られた、と言えばいいのか。わたしには分からない。

少しの理不尽さを感じたものの、概ね自分が悪い。理解できる。それでも呼吸が浅くなる。手足が震えて、まともに動けなくなった。

みんな毎日どこかでこんなことが起きていて、平然としているのか、そうでないのか、少なくとも呼吸をして、電車に乗っている。

人ってすごい。

わたしもまた、人から見ればそのように見えるのか。これだけの苦しさを抱えながら、また生きていく。

みんなってすごい。そう思いながら書きつける。

首を絞める綿のような

東京が一望できる夜を霞む目 指先が掴む 愛とも呼べない声が反響しては染み込む 泥と見間違う夢を首に巻きつけては今日も逃げる 逃げる明日はない明日、はない ただ逃げて引きずる足を水平線に浸して 今日、ここに今日はなかった

投げ出すことができる、という選択が、ここに残っているのがわたしの幸運です。

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