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小学校教員資格認定試験の勉強⑤~二次試験当日編~

小学校教員資格認定試験を受験した証として、勉強法などを書いてきました。
今日は、二次試験を受けての感想などを記しておこうと思います。

二次試験の様子

二次試験は、すべてZoomで行われることになりました。
1日目は、論文作成と指導案作成、2日目は、グループ討議と模擬授業でした。

私は、試験に集中したかったため、自宅ではなく、ホテルの一室で受験することにしました。
それでも、絶対に失敗できないと思い、通信速度や騒音等、事前にホテルに確認しました(けっこう心配症)。

私は、仕事でZoomを使いこなしていたので、操作面では不安なくできましたが、慣れていない方には不利なのではと思いました。

メールでそれぞれの試験の直前に試験に関する情報が送られてきて、指定の解答用紙(Word)に入力し、試験終了後すぐにメールで提出するという形式です。
Zoom、pdf、Word、メール等を同時進行で使わないといけないので、ちょっと大変でした。
もちろん制限時間がありますし、消しちゃったらどうしよう、メール送信ミスったらアウトじゃん・・・と、とても神経を使いました。

事前に講義の時間があって、試験の評価ポイントや、テーマについて理解を深める時間があります。
これがけっこう重要な時間で、試験内容に関するヒントが語られており、これでもかってくらい集中して聞きました。
できれば、送られてきた資料は印刷しておいた方が、メモを書きながら聞けるので、安心です(ホテルの方に急いで印刷をお願いしました)。

①論文作成

1時間の講義の後、600〜800字での記述をWordで作成。
テーマは、地域との協働について・・・
あまり考えたことのないテーマで焦ったけど、方策2つ含め、なんとか書き切りました。
文字数少なめでまとめたので、ちょっと薄っぺらい感じだけど、論作文の型を守り、無難に書き上げたと思います。

翌日のグループ討議もこのテーマで行うとの説明がありました。

②指導案作成

まさかの「総合」でした!
そして、本時案だけでなく、単元計画も書くとは… 全くノーマークでした。。。

事前に、総合の目標や指導案の書き方についての講義があったのだけど、試験内容までは明かされてないので、モヤモヤしながら聞いていました。
講義終了時に、メールで、全体計画と年間計画(2単元目が空欄)が送られてきました。
4つある単元の、2単元目の計画(10時間分)を立て、その中から1つ選択し、本時の構想を立て、本時案を書く。
これを1時間半でですよ!相当キツかった!!
まず流れを理解して、構想を立て、前後のつながりも考えて書かなきゃいけないので大変!
それでもなんとかひねり出して、必死で埋めました。

翌日の模擬授業は、作成した本時案の授業の導入5分を実施するとの説明がありました。
帰って、シナリオ作りに没頭しました。

③グループ討議

受験生11名のグループに対して評価者2人な感じで、時間は1時間半。
最初に、受験番号順で、自己紹介と昨日の論文と指導案で留意したことを2分以内で発言しました(すぐに自分の番が来たので焦った)。

前日にあった、地域との協働につながりあるテーマだったけど、漠然としすぎでちょっと困った… 
話したい人が発言する進行で、対策積んでいるであろう大学生がグイグイ発言してて、圧倒されてしまいました。
しばらく様子見していたら、発言してないの私だけ・・・?と、焦り挙手して発言。
残り時間20分で、1人1分で全員の意見を聞こうという提案があり、2回目の発言。
以上、あえなく終了・・・。
終始笑顔で対応してたけど、特に印象づけることはできず・・・
落とす試験じゃないから大丈夫なはず、と勝手に思うことにしました。

私のグループは、すでに教壇に立っている人、支援員、英語を教えている等、実際子どもと関わってる人が多くいました。
中高免許取得中の大学生も複数名いました。
みなさん、自分の意見をしっかり述べられていて関心しました。
他の受験生と唯一交流できた時間で、なかなか楽しかったです。

④模擬授業

昨日書いた指導案(本時案)の導入5分の授業を行うというもの。
Zoomなので、カメラに向かって一人芝居です(笑)。

とにかくシナリオ作成に力を注ぎました。
10時間+45分の指導案を1時間半で書き上げましたが、その導入5分の模擬授業のシナリオを書くのに3時間かかりました(汗)。

前の授業の振り返りから、本時のめあてにつなげる流れを、子どもとのやりとりを交えて構成。
子ども達が書く場面、読む場面、教師が指導する言葉も入れて、一方的にならないように自然な流れを心がけました。
本番は、画面にカンペを用意(オンラインだからこそなせる業)。
はっきり抑揚をつけて話すことを意識し、笑顔で演じきれた、はず!

試験室に入室してから、3分確認の時間が与えられたんだけど、そこで緊張が高まってしまい、出だし声がかすれ、手が震えた。。

練りに練ったシナリオどおり進めたので、時間はバッチリ5分でした。
終了と同時にZoomから退出。
最後はなんの余韻もなく、あっけなく、私の長い試験ライフが終わりました。
二次試験、やりきった!確かな手ごたえがありました。

二次試験振り返りまとめ

二次試験の結果、合格率は、90パーセントを超えていました。
落とすための試験ではなく、研修的な要素が強いのかもしれません。

指導案を書く等、二次試験は未知の領域で、それはそれできつかったけど、少しだけ小学校教員に近づけたような感覚になり嬉しかったです。
教員としての実践的な指導のイメージを膨らますことができたので、よい経験になりました。

学校と地域との協働がテーマにもなっていたので、今の立場でも、地元の小学校と何か関わりを持てる機会がつくれないかな・・・?と考えたくなりました。



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