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別れ

無事、お別れしました。

朝までいろいろ考えて、なかなか眠れなくて。彼がL君の次に仲良くしてるKindle出版プロデューサーのこと調べたり。でもやっぱり全然魅力的な人ではないし、そもそも無料で出せるKindleの出版をプロデュースしてお金取る、っていう仕事って…。そいつのHP見ても、そこに至るまでの経歴一つ書いてないし。今までに5人の出版手伝ってうち3人が部門1位を取りました、って。部門1位って、ほんの数時間のことでしょ。その時間に集中して知り合いとかに買ってもらったり、自分で買ってランク取って「1位になりました」って言ってるだけじゃん。ちょっと調べたら、いや、調べなくてもわかるじゃん…こんな詐欺みたいな話になんでひっかかるのか。

すべては彼の行動の原動力が、自分は人より優れている、人から認められたい、自分をバカにしたやつを見返したい、有名になりたい、っていう子供っぽい承認欲求とマウントから来ているからだ。

最初から、彼のそういう部分、常に感じてはいたけど、ほんとに、自分がそんな人と付き合ってきたと思うと、恥ずかしさすら覚えた…。

どう伝えるか、とても迷ったけれど、日曜の夜、イラッとした電話したきり、昨日一日連絡しなかった私の様子に彼の方から

「ボクに何か伝えたいことあるんじゃない?メッセージから伝わるけど!」

ってきた。

あー。こういうとこ、敏感だからなー。まあ私もわかりやすいんだけど。向こうから言われると余計言いづらい。けど、私の心はもう決まっちゃってるからな。


仕事終わったあと電話。

直前までどう伝えるか迷っていたけど、まずはそのプロデューサーのことについて質問攻めにした。

「Kちゃんさ、彼にいくら払って何してもらうの?」

「それ、いくらで売って何冊売ったら元がとれるか、計算した?」

「なんで計算しないの?」

「youtubeで一番見られてる動画で再生回数何回?無料で、家で数分で見られるものですらその回数なのにお金を払って買ってくれる人が何人いると思うの?」

「そもそも何のために電子書籍出版したいの?何を伝えるの?」

「なんで執筆家になりたいの?何のために3000人集めて講演するの?そこで何を伝えるの?どこをいくらで借りていくらお金取ってやるか、シミュレーションしてみた?なんでしないの?」

いつもとは違う私の表情に彼の顔も緊張してた。で、案の定質問にはほぼまともな答えは返ってこなかった。

そしてダメ押し。

「Kちゃんさ、先月自分で生み出したお金はいくら?んで、生活費はいくら?それといくら返してるか知らないけど、借金の返済もしてるんだよね。でもさ、生み出したお金より生活費が多い時点ですでにマイナスなわけで、そうすると借金はどんどん増えてるってことだよね。それなのになんでまたその本の出版に30万払うの?しかもそれをやって何を得たいか、って自分の肩書き作るためだけでしょ。今ブランディングなんてお金出せばいくらでもやれる時代だよ。でもそれさ、自分がそれだけのお金を別で生み出してて、そこに払うお金を持ってる人がやることだよ。もしくはそのお金を先に別で作ってからやることだよ。生活費ですでにマイナスで、まともに働いてもない人がやることじゃないでしょ。順番全部おかしいじゃん。しかもそうまでして得たいものが自分のプライド守るためだけの肩書きって。執筆家とか講演家って先になるものじゃなくて、いろんなことやって実績積んだ人が、周りから話聞かせてくださいって言われてなるものだよ。Kちゃんのやってること、まともな大人の9割は順番がおかしいって思うと思うよ。若いうちならおもしろいって笑ってくれるかもしれないけど、30過ぎてそんなことやってたら、そのうち周りから人いなくなるよ。そのプロデューサーがなんでちやほやして寄ってくるかわかる?お金取れるからだよ。カモられてんだよ。そういう人しか寄ってこなくなるよ」

…あ、もう、聞きたくないですね、w。


我ながら、詰める時は、相手に有無を言わさない、怖い女だな、と思った。元ダンナの時もそう。ギリギリまでは相手のやり方を尊重してるって体で様子見てて、あ、もう無理だなって思った瞬間手を翻して相手を逃げられないようにして自分の決定した方向=別れに持って行く。まー、自分なりには折々でそれなりに伝えてきたつもりだけどね。甘いんだよな、付き合い続ける気があるうちは。あー、私も結局成長してないんだなー。


言いたいことはほぼすべて言ったけど、プライドの高い彼は、私が攻め攻めモードできた時点で、多分もう心を閉ざして半分以上聞いてなかったと思う。そういう人だもん。

なんかわかんないけど、ボク攻められてる。こいつ、ボクをバカにしやがって。こんなやつの言うこと聞くか。こいつはボクを理解してくれる人じゃない。もういいよ。

多分そんな感じ。そして必死に私への突っ込みどころを探して、=得意のマウンティング。

「ねいちゃんもさ、こないだLINEで『男ってバカだね』って言ってたじゃん。ボクも男だからそう思われてんのかなって、モヤモヤしたよ。ねいちゃんの中にもそうやって人を下に見る気持ちがあるじゃん。」

「うん、そうだね。でも今の私はさ、『バカだけど、かわいいね』で済ませるだけの余裕があるのよ。で、そう思える距離でしか付き合う気もない。だけどKちゃんとは近すぎて、そう思えなくなった、それも別れる原因の一つでもあるよ。やっぱり自分は誰とも彼氏彼女っていう関係で付き合うべきじゃないなって。」


そう。結局私も成長してない。全くね。ただ、とにかくこれ以上こういう生き方を続ける彼をリスペクトすることはできないから、こういう関係を続けることはできない。結論は、そこ。

もうお腹いっぱいな彼は

「わかった、もういいよ。でもボクも女性と付き合うことに自信なかったのが少しは持てるようになったからさ。お互い少しは成長できたんじゃないかな。」

「私は成長してないけどね。」

これだけ罵倒されても丸く収めようとした彼のプライドの高さはありがたかったけど。別れるってなっても涙一つ出ないし、私の心には、日課で連絡してた相手がいなくなる寂しさ程度のダメージしかないや…ははは…


ま、一応彼がなんとか変わって、まともに借金も返済して、人を幸せにすることで自分や大切な人とのささやかな生活を守ることのできるお金をまっとうに稼げる日が来ることを、遠くから祈ってはいるけれども…余計なお世話か、w


昔からの友達グループラインとKちゃんのことも知ってるお客さん関係のグループライン、あとはHDちゃんとほかでラインのやりとりしてた二十歳の子に伝えて。

TMさんに伝えたい気持ちもあるけど、変に勘違いさせてもいけないかなと思ってやめた。

まー、かまってちゃんの自覚はあります、w。でもこんなときくらい、少しは甘えてもいいよね。でもこれからは日々の一人の寂しさに耐えつつ、それを原動力にまた自分の仕事や趣味や付き合いたい人との付き合いを充実させていこうと思う。がんばれ、私。



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