愛の技術解説 第一曲”水切りコップ置き”
本格的に寒くなってきましたね。
うちは古い家でして、壁の遮熱能力が低いというか、
窓からの冷却能力が高いというか、
トイレや洗面所に行くと身体が強張ってしまって、
朝イチなんて変な声が漏れ出てしまうくらいですよ。
気温差が大きいと、身体にも負担がかかりますので、
どうぞ皆様もできるだけ暖かくしてお過ごしくださいね!
そんなわけで、
記念すべき”愛の技術説明 第一曲”はーーーーー
『水切りコップ置き』です!
※洗面所が季語になっておりましたよ(なってません)
今回の水切りコップ置きは、自宅で実際に使ってみているものなのですが、これがもう探し求めていたものドンピシャだったのです!
この水切りコップ置きは、上から見るとまんまるで、
端っこに上下に貫通する孔が空いています。
そして、その孔につながるように縦に複数の溝があります。
裏から見ると下には吸盤があって、
孔の部分はひょっとこみたいに飛び出ています。
取り付け方はとっても簡単。
洗面台のいつもコップを置く平坦な縁に裏についてる吸盤を貼り付けて、
ひょっとこの部分が流し側にくるように設置します。
これだけ!
溝の山に支えたれて逆さに置かれたコップからは、
溝を通ってひょっとこのところから水が排水口の方に流れていき、
コップが乾いてカビの発生を防止できます!
これまで、立ち上がる棒に逆さにしたコップをひっかけるものはありましたが、コップから流れ落ちた水が洗面台の縁のところに落ちてしまって、
洗面台の掃除後に歯磨きしちゃったりすると、あ~って萎えることがあったんですよね。
その点、これは、洗面台の縁のところに落ちないから、水滴の跡なんかができなくて綺麗が続くんです。
★☆愛しのチャームポイント☆★
・ひょっとこの部分
水が落ちる孔が下に飛び出していて、他は平面になっているので、設置の時には絶対ひょっとこ部分が縁の内側に位置することになります。
それに、ひょっとこの部分を縁の内側に当てることで良いバランスで縁の上に吸盤側が乗っかり、コップを置いても安定するんです。
このへんの誰が設置しても機能性が損なわれないようにするユニバーサルデザインとするところが素敵です!
・コップを置く面には微妙に傾斜がある
縦に平行に並ぶ溝同士の間の山の部分は、孔に向けて微妙に勾配があって、逆さに置いたコップが微妙に傾くようになっています。これで、溝に落ちた水はもちろん、コップの内側を伝って孔側に水が導かれるので、コップの内側の水キレがよくなっているはずです!これも勾配をキツくしてしまうとコップが倒れちゃうので、もう微妙な微妙な角度なわけです。
・小ぶりな円形にしたこと
潔く円形にしたことで、コップとの一体感を高めて洗面台にうまく溶け込ませることができました。
これって結構重要な決断だったとおもんです。より多くのコップに対応させるためには四角にしたり、大きめの丸にすることだって考えられたはずなんですよ。
でも、そうしてしまうと洗面台スペースでデザイン的に若干浮いてしまうんです。
コップって日に数回しか使わないのに、洗面台は手を洗ったりお化粧したり、いろいろ用途はあるわけで、コップ置きはなるべく目立たず、でも水気は切りたいというわがままに耐えうる必要があるんです。
できるだけ一般的なサイズのコップに対応できるようにしながら目立たないというところで、設計開発の方は本当にギリギリのところで悩みながらサイズを模索したんだろうな・・・
ああ、出会えて本当によかった
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