【読了】直木賞受賞×来春映画公開:『ファーストラヴ』島本理生
11月30日ですね。
いい天気。
さて、今月3冊目に読んだのはこちら。
島本理生(しまもとりお)さんの『ファーストラヴ』。
私にしてはめずらしくサスペンスです。
ご存知の方もいるかと思いますが、この映画が2月に公開されるのです。
公開にあたり、ブックカバーが映画仕様になっているのです。
本屋でぶらぶらしてたらそのカバーが目に止まりました。
(←恋する火曜ドラマの影響もあって最近はずっと中村さんにハマっています。)
この本、2018年に直木賞を受賞されていたんですね!
知らなかったー!
直木賞には過去の経験から謎の絶対的な信頼があるので迷わずゲットしました。
早く真相が知りたい、と家でも電車でもこの本を片手に生活していたらすぐに読み終えちゃいました。
さくっと読める量ではあるけれど、読後にどしっと重いものが体内に残る感じ。
一応もろもろ無事に解決な感じのフィナーレですが、内容的には深く考えさせられるものでした。
(映画化になる小説って、正直軽いテーマなイメージがあったけど、この本でその印象が払拭されました。今までナメててすみませんでした謝罪。)
アナウンサー志望の女子大生が、ある日面接の途中で抜け出し父親を包丁で殺害、という事件を巡って、臨床心理士の主人公がその少女と向き合い真実を紐解いていく話。
最初のあたりは証拠や証言を照らし合わせても、どういうこっちゃ、という感じだったけど、事実が判明してくるに従って、じわじわ胃の不快感・気持ち悪さみたいなのを感じていました(この感覚は読めば分かるはず。)
その事件の背景には複雑に色々な問題が絡み合っていて、、、。
心理士と少女との面会シーン、裁判のシーンは、読むのにかなり緊張しました。
ぞくぞくしてしまった。
カウンセラーとか心理士って気持ちの整理つけるの本当に大変だな〜と思いながら、来春の映画公開に向けてワクワクしているところです。
みなさん、実写化される小説は本と映像どちらから手につけるか決まってたりしますか?
私は本→映像です。
自分の中で作り上げてた想像を映像で答え合わせをするのが好きです。
それでは11月はこれで締めます。
お疲れ様でした!
そして今年もあと31日、気合いいれてゆるっと生き抜きましょ。
今日のnegoto:「年末ジャンボ、バラで買ってみることにします」
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