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読了:全米図書賞受賞『JR上野駅公園口』柳美里

一日一日を必死で息していたらもう新年目前です。

みなさんいかがお過ごしでしょうか。

何かと予定が詰まっていて落ち着かない毎日ですが、仕事に行くのに電車に乗るので意外にも読書が捗っています。


そして最近注目されたこちらの本。遂に読みました。

『JR上野駅公園口』柳美里(ゆう みり)。


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翻訳文学部門で全米図書賞を受賞された作品なのです。

2017年に初版が出ているんですが、今回の受賞により書店の注目棚に出ていました。気になって購入しました。


ある一人の男の人生物語です。

私の生きている世界と次元が違うような、X軸に対しZ軸のような、、

見えていなかったけどでも確かにずっとそこにあった日常が描かれています。

見えてた世界を光とするならこの物語は「影」といったところです。


上野公園で暮らすホームレスについて描写されてい場面があるのですが、情景がとてもリアルに思い浮かんで、通りすがる人たちの息遣いや話し声が聞こえてきそうな感覚になります。

独特の緊張感に包まれながら読み進めると、最後は3.11の津波にのまれるシーンが。


寒気がするような、はっとするような、心拍数が少し高まるような作品でした。


今年で1番読書感想を書くのが難しかった、、、。

読んでいただきありがとうございました!


今日のnegoto:「どでかい冷蔵庫が届くので来年は料理人になります(大嘘)」





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