より良い開発チームになるために行っている3つの取り組み
こんにちは、negociaでPdMをしている木下です。
普段は各プロダクトのサービス戦略の策定や開発チームのマネジメントをしています。
今回は、より良い開発チームになるために行っている取り組みを3つ紹介したいと思っています。
開発チームの抱えていた課題
negociaでは、裁量労働制でフルリーモートOKの働き方で、2週間スプリントのスクラム開発を行っています。
現在、開発プロセスとして、各スプリントの最後に、より良い開発チームになるための振り返り(スプリントレトロスペクティブ)を実施しているのですが、その中で下記の課題がチーム内で起きていることが分かりました。
【チームの課題】
①新機能開発を重視した結果、安定運用を妨げるプロダクトの技術的負債が高まっている
②(雑談を含めた)エンジニアメンバー間のコミュニケーションが少なく、心理的安全性が高くない
そのため、課題解決のため、下記の3つの取り組みを実施してみることにしました。
※緊急事態宣言前に開発チームで行ったワークショップの画像
取り組み①:input dayの導入
新機能開発に追われたプロダクト開発のみに注力していると、チームが疲弊しバーンアウトする可能性がある上、リファクタリングなどの品質改善の優先順位が低くなり技術的負債が蓄積しやすくなります。
そのため、input dayという制度を試験的に導入してみることにしました。
Googleの20%ルールはご存知の方も多いと思いますが、input dayでは「すぐに見返りを得られる見込みはなくても、将来会社に還元できるなにかになるかもしれない取り組みに使う」というルールでスプリントに1回設けています。
まだ導入して2ヶ月程度ですが、技術書を読み込んだり、今後導入可能性のある技術のインプットをしたり、既存コードのリファクタリングを進めたりなどを個々人が毎回テーマを決めて取り組んでいます。
個々人の技術のスキルアップにも繋がり、長期的な目線でプロダクト開発について考える機会を設けることができるので、継続していきたいと思っています。
取り組み②:slackに個人のtimesチャンネルの導入
弊社では、slackに個々人のtimesチャンネルを作成しています。
timesチャンネルとは、社内Twitterのようなもので、投稿する義務も他人の投稿を見る義務もありません。
投稿する内容は、思考を整理する場として使ったり、ただ他愛のない雑談をする場として使ったりなどで、投稿することの心理的ハードルは非常に低いです。
そのため、コミュニケーションが促進されることや暗黙知を得るきっかけになりやすいことはメリットだと考えています。
ただし、上記のメリットを生むために、運用のルールを決めることは導入と共に必須だと考えています。
例えば、チームに共有すべき質問がtimesチャンネルで個人間でやりとりされると、チームとしてのコミュニケーションの透明性が低くなります。
そのため、どのような内容はtimesチャンネルに投稿すべきかなどはチームとしての運用を決めておかないと、文化としてスケールさせていくことは難しいと感じています。
取り組み③:オンラインランチ会の導入
こちらも2つ目の取り組みと同様に、チーム内のコミュニケーションを促進する目的で導入しました。
フルリモート中心の上、業務時間内だと雑談をするということは抵抗があるメンバーも多いと考え、自由参加でオンラインランチ会を実施することにしました。
negociaでは、社員同士の交流を促進するために、毎月2000円までオンラインランチの補助が出る制度を設けています。
その他にも書籍や教材、デバイスの購入などの補助制度も設けて、会社としても様々な取り組みを支援する制度を整備しています。
※上のようなルーレットを使って、スピーカーをランダムで指定しています
業務以外のことも含めて、オンラインではありますが、顔を合わせてご飯を食べることで、業務内のコミュニケーションも増えてきたように感じています。
現在は開発チーム内で閉じていますが、プロジェクトを横断して、色々なメンバーとのコミュニケーションを促進できるように改善していけたらと思っています。
その他の取り組みも社内全体で積極的に実施しています!
今回は、僕自身の開発チームで実施している、上記3つの取り組みを取り上げて紹介させてもらいましたが、
①全社勉強会の実施
②バーチャルオフィスの導入
③Kaggleコンペの参加
④社内サークル制度の導入
など
会社の補助制度の整備を含めて、様々な取り組みを実施しながら、試行錯誤してますので、他の取り組みについても別の機会に共有できればと思っています!
negociaでは、一緒に働く仲間を募集しています
創業3年目のnegociaは、少数精鋭のメンバーが、裁量を持って自由に働いているエンジニアドリブンな会社です。社員の約8割がエンジニアです。完全自社開発のAIを活用した広告運用SaaSツールを開発しています。
▶︎フルスタックエンジニア:Webアプリケーションエンジニアとしての実務経験が3年以上あり、上流から下流まで幅広く開発に携わり、様々なプロジェクトをスピーディーに推進してくれる方。
▶︎バックエンドエンジニア:Webアプリケーションエンジニアとしての実務経験が3年以上あり、Ruby on Railsの実務経験2年以上で、Webシステム設計とDB設計の実務経験がある方。
▶︎Pythonエンジニア・機械学習エンジニア:Webアプリケーションエンジニアとしての実務経験が3年以上あり、python, flask / djangoを用いた開発経験が1年以上ある方。機械学習全般の知識、pandas, numpyのライブラリの使用経験がある方。
▶︎データサイエンティスト:データサイエンスの実務経験1年以上あり、pandas, numpy, scikit-learnなど代表的なライブラリの使用経験がある方。
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