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海洋プラスチックごみ問題について考える

2023年4月15日に、札幌市で開催されている先進7カ国(G7)気候・エネルギー・環境相会合で、海洋プラスチックごみによる新たな汚染を2040年までにゼロにする目標で合意したことがわかって、これからの海洋プラスチックごみの問題について考えてみました。

海洋プラスチックごみ問題は、世界中の海洋や海岸に漂う大量のプラスチックごみが環境や生態系に与える影響を指します。プラスチックは丈夫で軽量なため、廃棄物として放棄されると風や水の力で容易に海に漂い、海洋に広がります。海洋プラスチックごみは、生物の生息地を破壊し、動植物に深刻な影響を与えるだけでなく、観光業や漁業、航行などの人間の経済活動にも悪影響を及ぼします。

海洋プラスチックごみの主な要因は以下のようなものがあります。

  1. 陸地からの流入: 河川や風によって、陸地からのプラスチックごみが海に流れ込むことがあります。特に都市部や人口密集地域では、不適切な廃棄物管理やリサイクルの不備が海洋プラスチックごみの増加につながっています。

  2. 漁業関連の廃棄物: 漁業において使用される漁網や漁具、プラスチックの容器や包装材などが海に放棄されることがあります。これらの廃棄物は海洋生物に絡まり、生物の生息地を破壊するほか、生物が誤って摂取することで生態系に悪影響を及ぼします。

  3. 海洋観光関連の廃棄物: 海洋観光に伴う廃棄物も海洋プラスチックごみの一因となっています。ビーチや海岸での観光客の廃棄物、船舶やクルーズ船からのプラスチックごみの放棄が問題となっています。


海洋プラスチックごみの影響は多岐にわたります。例えば、海洋生物がプラスチックを誤食して窒息する、プラスチックに絡まって移動が制限される、海洋生物の生息地が破壊されるなどがあります。
また、プラスチックが海中に分解される際には、微小なプラスチック粒子である「マイクロプラスチック」が生成され、生物の摂食や食物連鎖を通じて生態系全体にマイクロプラスチックが広がります。さらに、海洋プラスチックごみは海岸やビーチの景観を損ね、観光業にも悪影響を及ぼす可能性があります。


海洋プラスチックごみ問題に対しては、以下のような対策が取られています。

  1. 廃棄物管理の改善: 陸地からのプラスチックごみの流入を減らすために、適切な廃棄物管理やリサイクルの促進が重要です。廃棄物の適切な処理やリサイクルを行うことで、海洋プラスチックごみの流入を減らすことができます。

  2. 漁業関連の廃棄物の管理: 漁業における廃棄物の適切な管理や漁具のリサイクルを促進することで、漁業関連のプラスチックごみの放棄を減らすことができます。

  3. 意識啓発と教育: 海洋プラスチックごみ問題に対する意識啓発や教育を行うことで、一般の人々のプラスチックごみの適切な処理やリサイクルの重要性を啓発し、海洋プラスチックごみの削減につなげることができます。

  4. 海洋清掃活動: 海洋や海岸の清掃活動を行い、既に漂うプラスチックごみを回収する取り組みが行われています。また、海岸やビーチの清掃に参加するボランティア活動やキャンペーンも盛んに行われています。

  5. 政策や法律の改善: 政府や国際的な機関によるプラスチックごみに対する規制や法律の改善も重要な対策の一つです。例えば、プラスチックの使用削減やリサイクルの促進を目的とした法律や規制の導入が行われています。


海洋プラスチックごみ問題は、海洋環境や生態系に深刻な影響を及ぼす問題として世界的な関心を集めています。プラスチックは長期間にわたり分解されず、海洋生物に対する絡みつきや絞り込み、食物連鎖を通じた生態系への悪影響が懸念されています。

また、海洋プラスチックごみは地球規模での問題であり、国境を越えた取り組みが必要とされています。国際的な協力や政策の改善が求められています。


海洋プラスチックごみ問題への対策として、以下のような取り組みが行われています。

  1. プラスチックの削減: プラスチックの使用を減らし、代替素材の活用を促進する取り組みが行われています。例えば、プラスチックの使用禁止や制限、再利用可能な製品の普及などが行われています。

  2. プラスチックごみのリサイクル: プラスチックのリサイクルを促進する取り組みが行われています。例えば、リサイクル技術の開発や普及、リサイクル施設の整備などが行われています。

  3. 廃棄物管理の改善: 陸地からのプラスチックごみの流入を減らすために、廃棄物の適切な管理やリサイクルの促進が行われています。特に、発展途上国や途上国における廃棄物管理の改善が重要視されています。

  4. 漁業関連の廃棄物の管理: 漁業における廃棄物の適切な管理や漁具のリサイクルを促進することで、漁業関連のプラスチックごみの放棄を減らすことができます。

  5. 意識啓発と教育: 海洋プラスチックごみ問題に対する意識啓発や教育を行い、一般の人々のプラスチックごみの適切な処理やリサイクルの重要性を啓発する取り組みが行われています。また、学校や地域社会での教育活動やキャンペーンなども行われています。

  6. 海岸清掃や漁港などでの清掃活動: 海洋や海岸のプラスチックごみの除去を目的とした清掃活動が行われています。ボランティア団体やNGO、地域の協力を得て、定期的な清掃活動が行われています。

  7. 国際的な協力と政策の改善: 国際的な協力を強化し、海洋プラスチックごみ問題に取り組む国際的な枠組みや政策の改善が求められています。例えば、国際海事機関(IMO)によるプラスチックごみの海洋投棄の禁止や、国際的なプラスチックごみの取り組みを推進する国際条約の制定などが行われています。


これらの取り組みにより、海洋プラスチックごみ問題への対策が進められていますが、未解決の課題もまだあります。例えば、プラスチックの生産や消費の急増、廃棄物管理の不十分さ、国際的な協力の課題などがあります。海洋プラスチックごみ問題に対しては、持続可能なプラスチックの生産・消費の促進や、廃棄物管理の改善、意識啓発や教育の強化、国際的な協力の推進など、総合的な取り組みが求められています。


海洋プラスチックごみとされる物

  1. プラスチックボトルや飲料容器: PETボトルや飲料用のプラスチック容器が海洋プラスチックごみとして漂着することがあります。

  2. プラスチック袋や容器: ビニール袋やプラスチック製の容器、トレイなどが海洋プラスチックごみとして漂着することがあります。

  3. プラスチックストローやカトラリー: プラスチック製のストロー、カトラリーなどが海洋プラスチックごみとして漂着することがあります。

  4. プラスチックパッケージ: 食品や商品の包装に使用されるプラスチックパッケージが海洋プラスチックごみとして漂着することがあります。

  5. プラスチックフィッシングギア: 漁業用のプラスチック製の網やロープ、バケツなどのフィッシングギアが海洋プラスチックごみとして漂着することがあります。

  6. マイクロプラスチック: 小さな粒子状のプラスチックであり、洗濯機からの洗濯水や化粧品などから流出し、海洋環境に広がることがあります。


これらは一部の例であり、海洋プラスチックごみはさまざまな形態やサイズのプラスチック製品や廃棄物からなります。これらのプラスチックが海洋環境に漂着し、海洋生物に影響を与えたり、海洋生態系や人間の健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、取り組みが必要とされています。


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