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【今さらゲーム】コイツは使えるぞ!FIFA19キャリアのおすすめプレイヤー4選①

どーも。

前回に続き今回も【FIFA19】について。予告通り、キャリアモードのおすすめプレイヤーを主要ポジション(GK・DF・MF・FW)ごとにピックアップします。また、現実ではどんなキャリアを歩んでいるかもフォローしていきます。

まずはGK&DFから。


フーリガンの街から誕生した成り上がり(予定)GK

[GK] Ryan Sandford 
〇誕生日:1999/02/21(20歳) 〇国籍:イングランド 〇身長/体重:188cm/75kg 〇市場価値:13万ユーロ(1,500万円) 〇総合値ポテンシャル:55→68

しょっちゅう暴動を起こしている極悪フーリガンで知られるロンドンの名門ミルウォールFC(Millwall F.C.)の下部組織出身。初期総合値はゲーム内でもかなり低めの55。自分が考える「そろそろ試合に出してやるか」の基準が総合値65ですから、それより10も低い能力しかないRyanくんには正直言ってプレイヤーとしての魅力はほとんど感じていません(失礼)。

では、そんな彼をなぜ獲得したのか。理由は一つ…顔です。

↓ Ryan Sandford

自分が大好きな映画『トレインスポッティング』の主人公マーク・レントンは、仕事も金もなくただヘロイン漬けの毎日を送るしょーもない人物なのですが、Ryanくんの見た目はそのレントンによく似ています。何を考えているのかよくわからない不敵な笑みと金髪の坊主頭、188cmで75kgというGKにしてはやや細めな体型もレントンにそっくりです。

↓ マーク・レントン(すでにキマってます)

劇中のレントンは、ヘロインの過剰摂取で死にかけてから心を入れ替え、少しずつまともな人生を歩みはじめます。しかし悪友たちが巻き起こす様々なゴタゴタに巻き込まれ、気づけば再びヤクにまみれた日々がチラつくように。しかし「俺の人生このままじゃダメだ!」と決心したレントンは、最終的に悪友たちを裏切り(スパッドだけは別)、ヤクの取引で得た莫大なカネを盗んで逃亡します。一見するとクズな展開ですが、かつてのドラッグ漬けの日々に回帰するのではなく、新しい人生を切り開くポジティブな選択としての逃亡というところに、彼の中の大きな変化が見られます。そんな目覚ましい人間的成長を遂げたレントンのように、圧倒的低評価を覆してトップを目指してほしい、という思いがRyanくんをノッツ・カウンティへと導いたのです。

とは言え、あまりに低い能力なので最初のうちはひたすらトレーニングに没頭してもらい、ようやくモノになり始めたのは入団から半年後のこと。以降は安定したセービングで徐々に頭角を表し、現在は不動の守護神としてチームを最後方から支えています。

ちなみに現実の方では、2017年7月にミルウォールFCのU18チームからU23チームへと昇格し、U18イングランド代表にも選出されるなど注目の若手GKとしてまずまずのキャリアを歩んでいたようです。“いた”と過去形なのは、今年6月末で切れているはずの契約が更新されたという情報が無く、現在の所属状況が不明のため。

ゆっくり時間をかけて初期値55→77まで育て上げただけに、それなりの愛着がある彼の行く末が気になりますが、いつかまたトップリーグで目にする機会が訪れる事でしょう。GKは大器晩成が多いですからね。がんばれ、Ryan!


“普通”だからこそ生き残る英国製マコト・ハセベ

[DF/MF] Elliott Hewitt
〇誕生日:1994/05/30(25歳) 〇国籍:ウェールズ 〇身長/体重:180cm/75kg 〇市場価値:40万ユーロ(4,900万円) 〇総合値ポテンシャル:62→66

現実にもノッツ・カウンティに所属しているElliott Hewitt。本来のポジションはMFですが後述のようにDFとして起用することが多いためDF枠としてご紹介します。

最初に断言しますが、彼にこれといった特徴はありません(失礼)。能力値は高くもなく低くもなく、伸び盛りの若手というわけでもなく、身長も体重も標準的な、とにかく平均値のど真ん中を進む超普通の選手です。そんなHewittですが、2022-2023シーズンに突入したわがチームにあって、唯一ゲーム開始時点から所属し続けている最古参のプレーヤーになりました。

↓ Elliott Hewitt

「無い」と断言した特徴ですが、強いて挙げるならば豊富なスタミナでしょうか。初期値86はゲーム全体の中でもそれなりの数値で、90分走り続けてもへっちゃらです。しかしこの豊富な運動量に期待してMFで起用するのは、正直言って間違いです。

今も昔も変わらず、攻守のつなぎ役として最も重要視されるポジションがMFです。このポジションのクオリティがそのままチームのクオリティとなると言っても過言ではありません。

Hewittは普通の選手です。普通の選手がチームの軸として振舞えば、普通以上のチーム力は望めないでしょう。だからこそMFには多少のカネをかけてでも能力の高い選手や特徴のある選手をそろえる必要があり、それがチーム力を向上させる最も有効な方法なのです。

では、そんな普通のHewittを活かすにはどうすればいいのか。そこで注目するのがポジション適正。実はHewittにはMF以外にDFでのプレー適正があります。

一般的に、DFには冒険的なチャレンジよりも安定感のあるプレーが求められます。それはGKを除いて自陣の最も後方に位置し、わずかなミスが即失点に繋がってしまうという大きな責任感が伴うポジションだから。つまりことDFにおいては、普通のことを当たり前にこなせる能力こそが大切なんですね。

そう、普通のことを普通にこなす。MFではなくDFとしてで起用することによって、普通だったHewittが普通以上の能力を発揮することになります。

DFにしては低めの身長なのでベストのポジションは3バック、つまりリベロです。他の2人は屈強なタイプを選ぶといいでしょう。MFとしては平均的なテクニックもDFとしてはハイレベルなので、彼なら相手FWのプレッシャーを十分にいなすことができます。また、出入りの激しいMFでは埋もれがちだったパス能力も、じっくりと全体が見渡せるDFなら存分に活かせます。そして、最大の武器といえる豊富なスタミナは、DFラインの後方エリアをカバーする際に威力を発揮することでしょう。

水を得た魚のようにDFとして躍動するHewittは、いつしかわがチームの中心として絶大な存在感を放つようになりました。ここで一人の選手を思い浮かべます。日本代表の元キャプテン長谷部誠です。

もともとはMF出身ながらドイツに移籍後は様々なポジションを経験し、年齢を重ねるごとに徐々にポジションを下げていった長谷部。そして迎えた2018-2019シーズンは35歳にしてキャリアハイともいえる活躍をし、ヨーロッパ中のメディアが彼の働きを高く評価されました。そのメインポジションがリベロだったのです。

Hewittの立ち位置は長谷部とよく似ています。冒険をせず全体を見渡し試合を落ち着かせる。また、最古参としての責任も芽生えてきた(ような気がする)Hewittはキャプテンとしてチームをまとめる役目も担うようになりました。今でこそ出場機会が減りましたが、常に普通じゃない事態に備えてくれている彼のプロフェッショナルな姿勢に、若手や新加入の選手も少なからず影響を受けていることでしょう。

どんな悪い状況でも普通に戻してくれる。そんな周囲の安心を求める声にHewittはしっかりと応えてくれるのです。

ちなみに現実のHewittはというと、2011-2012シーズンにMacclesfield Townというチームからキャリアをスタート。U21ウェールズ代表に選ばれるなど将来を嘱望される若手選手として注目されたものの、2部のIpswich Townを退団後はGillingham F.C.、Colchester Utd.といった下のカテゴリのチームをローンで渡り歩き、2015-2016シーズンよりノッツ・カウンティの一員になりました。通算でチャンピオンシップ(2部)で14試合、リーグ1(1部)で41試合、リーグ2(4部)で157試合に出場するなど、それなりの実績を積んでいるようです。

なお、ちょうど昨日付けで、5部に降格したノッツ・カウンティから4部のGrimsby Townへの移籍が発表されました。5年近くお世話になったチームを降格の危機から救えなかった中での移籍ということで、おそらく彼自身葛藤があったと想像しますが、とりあえず次作【FIFA20】でもHewittの姿を見ることができそうです。


次回はMF&FW編。

では

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