応募ボタンを押す前に…応募書類の最終チェックポイントを人事目線でご案内

2021年11月16日 17:46

お疲れ様です。
2カ月ぶりにnoteに戻ってきた、ゲーム会社の人事担当・ねじおです。

奥さんの体調不良以降…プライベートが慌ただしくて…。

しばらく低浮上になりますが、
所信の通り、「多くの人がゲーム業界にゲーム会社に興味を持ってもらえるように」というテーマで記事を書いていければと思います。

引き続きよろしくお願いいたします。

●書類の添削

先日、大学で就活をこれから行う学生さん向けに、就活についてお話しする機会を頂いたのですが、

その際にもESの書き方や、ポートフォリオに載せる作品についてどうしたらいいかといった質問を良くいただきました。
また、ココナラでご利用いただいている方からも、応募書類の添削の依頼をよく頂きます。

▲ココナラやってます（営業）

個別に説明するのも大変なので、
いっそ記事にしてしまえと今回書いてみます。

根本的な書き方は色々な記事がありますので、そちらを見て頂くとして、
よく間違えやすいポイントや、人事担当者として『こういうところ気を付けてくれると見やすいんです！』というポイントについて書いておきます。

中途採用でも新卒採用でもこれから会社に対して応募書類を提出する方の参考になれば幸いです。

根本的なところだけ最初に。

スーツも必須ではなく、茶髪でもロンゲでもドクロの指輪をしてても、敬語を多少間違えても全然問題ないゲーム業界の選考ですが、それでも履歴書と職務経歴書は大半の会社で必要です。

▲プランナーさん大好きクロムハーツ（個人の感想です

フリーランスの方の場合は、簡単な経歴書や実績資料でOKの場合もありますが、それでもある程度の経歴書類は出すことが多いです。

・一般的なファイル形式
・西暦表記統一
・業務要約
・身体的理由など配慮が必要な事項

提出前に一度見直してほしい点はこの辺です。

①一般的なファイル形式
デザイナーさんに多いですが、illustratorデータや、InDesignデータで履歴書・職務経歴書を頂くことがあります。

出来ればPDFに変換して提出してくださいね。

ゲーム会社と言えど、すべてのバックオフィスの担当にAdobeソフトが入っているわけではなく、人事→採用部門と回覧をしていくことになるので、情報共有の面で齟齬が発生してももったいないです。

Word、Excel、PDFなど、通常のWindows環境で開くことが出来るファイル形式で提出するのが安全です。

②西暦表記
これは昭和・平成・令和という3っの年号が入る方もいらっしゃいますし、
何より平成31年／令和元年が分かりにくいので記入間違いの元になります。

▲令和1年って書くのも違和感ありますしね

よほど細かい真面目な会社以外では、
履歴書と職務経歴書で西暦表記で統一されていてもそれを理由にマイナス評価することは無いですし、
面接で説明する際も、「平成28年」と「2016年」だとどちらの方がとっさに聞かれたときに説明しやすいか、と考えて頂ければと思います。

③業務要約は要約する
多くの職務経歴書のフォーマットで最初についているのが、業務要約／職務概要です。

これは今までの経歴や経験を『要約』する項目です。
本でいう『あらすじ』みたいなもんです。

▲物語の導入は分かりやすさが大事

つまり、ここは本当に『要約』しないといけません。

自己PRを盛り込みたい気持ちも分かりますし、経歴が多い方は長くなるのも分かりますが、
見ている人が知りたいのは『●●業務を〇年、▲▲業務を〇年、直近は××業務を対応しています。』という要点のまとめです。

3行～4行くらいでまとめて読みやすくしていただけると、
「自分は何者か」「何をしてきたか」というその方のキャラクターがハッキリした状態で、その下に書かれている項目を読むことが出来るので、詳細も入ってきやすくなりアピールがしっかり届きます。

④配慮が必要な事項
これはしっかり書いておいた方がお互いのためになります。

・体調の面で、週に1回通院をしないといけない場合。
・障碍の面で、階段の上り下りなど職場に配慮が必要な場合。
・現職の仕事の関係で、面接は夜間にしてほしい場合。

などなど。

その後の選考がスムーズになりますし、
会社側も事前にその対応が出来るかを配属予定の部門と調整したり、検討した上で面接の場を設けることが出来ます。

久々の記事ですが、思ったよりスムーズにかけました。

だてに1年継続してnote書いてきてませんね（自画自賛）

当然、ESにしろ職務経歴書にしろ、
内容自体が大事ではありますが、文章というのは人となりが伝わります。

見た目が見づらいと「人に配慮が無い」という理由で落とす会社さんもありますのでご注意頂ければと最後に見返してほしいポイントを書いてみました。

今年はゲーム業界も新卒採用の開始が早まっており、
有名ゲーム会社でも23卒採用のエントリーが開始しています。

是非、多くの方がゲーム業界の、ゲーム会社の門を叩いてくれると嬉しく思います！

ジュース奢ってくれるんですか！？え！？コーヒーでもいいんですか！？今から超がんばります。