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オンライン面接のための準備と工夫とお願い

どうも、ゲーム会社で人事やっているヒゲの人です。

ゲーム会社は開発職はヒゲも私服もOKなところが多いです。
私は人事担当(一般職)ですけど、ヒゲです。だって在宅だもの。

さて、コロナ対応での休業要請が解除になって、飲み会やセミナー形式でのイベントも少しづつ復活するかなぁと思いますが、
おそらくオンライン面接についてはしばらく継続ことになると思います。

個人的には、画面越しでのコミュニケーションって、最初は抵抗感もあり、人の雰囲気が掴み切れないこともあったので、こんな工夫とか準備をしてみました、ということを書いておこうと思います。

面接をする人も面接を受ける人も、苦手だなぁと感じている人の参考になれば幸いです。

ちなみに、オンライン面接自体については、学生さんとか転職希望者にとって有利?メリットが多い?と思います。

自分の部屋でリラックスして受けられるし、
交通費も必要ないので地方の方は金銭的にも助かるし、
画面上にカンペ出したら目線カメラのまま見ながら答えれるし。

自分が新卒の時だったら、是非やって欲しかったですね。

●やってて思ったことと修正点

どうしても新卒面接って、学生さんは待たされて緊張していて、企業側は手慣れた感じでスタート。
アイスブレイクトークからぬるりと話し始めてみたいな感じが多くて、どうしても企業側のペースで進みがちでした。

この点が、オンラインの場合は待合室で無駄に緊張することもなく、ライバルの顔を見る必要もなく、かつお互い不慣れなので、ちょっとフェアになってます。

    ⇒これはこのままでいいかなと初心のままでやってます。

次にオンラインだと、ちょくちょく「聞こえてますかー?」とか「もう一度お願いしますー」とかを挟みつつ、最悪途中で切れてしまって再接続したりする時間的な問題が発生します。

また、コミュニケーションの面でも、リアクションが分からずちょっと待っていたりとか、無言の待ちの時間が発生したりしました。

  ⇒面接の時間に余裕を持たせて、次の面接までの猶予を取ることに。
   身振り手振りやうなずき、合間の確認を多めにするようにしました。

やってて分かったのですが、お互いカンペ見放題なので、
よくある質問だと、ノート見ながら答える学生さんとかもいて(個人的には悪いことだとは思いません。一生懸命考えたんだなーとは思います。)、
肝心のお互いの理解が深まらないケースがありました。

  ⇒考えて貰ったり、思い出してもらう質問を多めに行いました。
   「在学中本気で頑張ったこと何かある?」とか
   「この作品でどの機能が実装するときに一番難しかった?」とか
   「〇〇と▲▲だとどっち好き?」とか

私の話し方や見た目の問題もあり、フランクな雰囲気を対面時には心がけていますが、オンライン面接でもフランクな雰囲気で話すことが出来ています。たぶん。
この点はオンラインでも見た目と声のトーンって大事なんだなぁと感じています。

  ⇒ヒゲの成果?については要検証(笑)
   声の大きさやトーンは普段よりちょっと大きく高くを意識しました。

熱意・やる気・想いといった数値化出来ない部分関しては伝わりにくい気がします。ただ、これはお互いだと思います。

 ⇒なので感情を言語化して伝えるように意識しました。
  「しっかりHP見てくれた様でうれしいです」とか
  「画面では伝わりにくいけど、すごいと思ってます」とか、
  「是非あなたのような人と一緒に仕事をしたいと思っているけど、うちに良い印象は持ってもらえていますか?」みたいな。

●物理的に困る事への3っの対応

①有線優先
声が聞こえない問題は双方に起こりうるので、
LANも有線、マイクやイヤホンなどは無線ではなく、有線のデバイスのみにしました。

②2名体制
面接官を2名以上必須にして、PCも2台スタンバイしておき、万が一、1台が調子悪くなってももう1台から面接が継続できるようにしました。

③機会損失を無くす工夫
10分前には面接官もログインをするようにしておき、
待ってる間に学生さんに画面共有機能を使って説明を書いたスライドを出してマイクのテストをしてもらったり、オススメゲームを聞いて雑談してから面接をしたりと、
コミュニケーションミスになる機会を減らす工夫をしています。

●学生さん、選考希望者さんにお願いしたいこと

できればPCでご参加ください
スマホだと机の上に置いて画面を見ることになるので、必然的に相手を見下ろしてしまいます。鼻の穴が見えます。マジで。
手に持って受けて頂く場合も、30分超えてくるときっと疲れます(笑)

日時の確認と余裕を持ってのログイン
確認のメールやLINEもしますが、すっぽかされることや、
バタバタと時間ギリギリにログインされてくる方もいらっしゃいます。
お忙しいとは思いますが、お互いの良い時間とするためにご協力よろしくお願いいたします。

・LINEやSkypeはログアウト
ピロピロ鳴りがちです(笑)
一度、グループチャットが繰り広げられたのか5分くらい通知音が鳴り続けている方が居ました。

・聞こえなかったり良くわからなかったら全然聞いてください
「すいません、音声が途切れていまい、◯◯の後から聞こえていませんでした。もう一度お願いできますか?」とか、
「質問は〇〇についていつから始めたか、でよろしいですか?」とか、結局は相手がいるコミュニケーションなのでお気軽にどうぞ。

●まとめ

慣れないことはお互い様です。

通信トラブルが理由で落とされることは無いと思うので、
あまりに調子が悪い場合は、日程変更を申し出て、場所やネット環境を変えて再度臨んでください。
(電子レンジとか使うとWifiの電波が途絶えたりするので実家暮らしの方はご注意を)

むしろ、新しい環境や流行に適応してこそのゲーム業界・ゲーム会社だと個人的には感じています。

手法が変わっても人が人に何かを伝えるという目的は変わっていないので、
オンライン面接では是非自分は何をしたくて何が出来るのか!?をバイキルトかけて語ってください。
(バイキルト=ドラクエの攻撃力強化の補助魔法です)


是非一人でも多くの方がゲーム業界・ゲーム会社の門を叩いてくれると嬉しいです!

ジュース奢ってくれるんですか!? え!?コーヒーでもいいんですか!? 今から超がんばります。