【LINE】事業の概要を把握する
この記事では、LINE株式会社の事業内容をザックリ理解していきたいと思います。
私は決算初心者なので、その辺はご了承ください。
まずは事業の内容を確認
まずは有価証券報告書を見て、
どんな事業活動を行っているのか把握します。
今回参考にするのは2019年12月期の有価証券報告書です。
LINEはメッセンジャーアプリであると同時に、
そのアプリ内にいろいろな領域の機能を持たせていますね。
「事業の内容」では
メッセンジャー・プラットフォームとなる「LINE」を基盤とし、
その上でゲームや音楽配信サービス等のコンテンツサービスや広告、モバイル送金・決済を含む金融サービスを提供しております。
と記載されています。
セグメントはまず2つに分類されます。
・コア事業
・戦略事業
それぞれ見ていきます。
コア事業
コア事業は、さらに3つに分類されるそうです。
1.広告
2.コミュニケーション
3.コンテンツ
広告
広告には、ディスプレイ広告、アカウント広告、その他があり、
ディスプレイ広告は一番イメージしやすいもので、
広告枠にランダムに表示されるザ・広告みたいなやつです。
アカウント広告は、公式アカウントや無料スタンプ、
見るとポイントをもらえる広告などが該当します。
「LINEセールスプロモーション」というものも該当するようですが、
これはよく理解できてません。
コミュニケーション
ユーザー向けに販売する有料スタンプ、絵文字、着せ替えなどが該当します。
コンテンツ
それぞれのサービスにおいてユーザーによる
サービス内課金(ゲームなど)、月額課金(LINE Musicなど)
が該当します。
まあザックリいうと
・企業からお金をもらっているもの
→LINEに出現する広告、公式アカウントなど
・ユーザーからお金をもらっているもの
→有料スタンプ、着せ替え、ゲーム、音楽などの課金サービス
という感じですかね。
戦略事業
戦略事業は主に下記の4つで構成されます。
・LINE Friends
・Fintech含む金融サービス
・O2O/Eコマース
・AI事業
これはLINEのアプリを使ってるだけだと
あまり意識しない分野ですかね。
LINE Friends
キャラクターを使ったマーケティング。
グッズとか。
Fintech含む金融関連サービス
LINE Pay、LINEほけん、LINE証券、LINEスマート投資、BITFRONT、LINE Pocket Moneyなどが該当。
O2O/Eコマース
LINEショッピング、LINEデリマ、LINEポケオ、LINEトラベルjpなどが該当。
AI
LINE BRAIN。
チャットボットや画像認識、音声認識などのAI技術を簡単に利用できる
各種サービスの総称らしいです。
こう見るといろいろな分野のサービスが乱立していることが分かりますね。
LINEというコミュニケーションツールを軸にして、
様々な分野のサービスを展開しているスタイルです。
広く浅く、といった感じでしょうか。
従業員数は?
これだけ多種多様なサービスを展開していると、
個人的に従業員数が気になります。
これも有価証券報告書から調べてみます。
なんと2,457人+臨時従業員95人でした。。。
この人数でこれだけのサービスを展開しているんですね。
これは驚きました。
まとめ
・LINEアプリを通して、様々な分野のサービスを展開している
・これだけのサービスを3,000人以下で運営している
このように様々な分野のサービスを幅広く展開している企業は、
それぞれの営業利益の内訳などが気になってくるところです。
これは次回の記事にしようと思います。
また、コロナの影響で広告収入にダメージが入っているはずです。
これをどのように乗り越えているのかも気になります。
(まだ最近の決算見てないので)
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