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30年以上前の七夕の後はあぶないのおはなし

※この記事は1000文字です

小学生のときに見た七夕を思い出して書いた記事。

しかし、30年以上前の「七夕のその後」を書いたら
子どもたちのユメを壊す。

世に出すか迷っていたら7月11日に。



ある年の七夕集会そのあと


学校の七夕集会。
学年が小さいうちは短冊に願い事を書いて
笹の葉に飾る。
そして、劇を見たり
七夕のロマンティックな部分を
切り取ったはなしを聞いたり
歌をうたう。


高学年になるとジャンケンで負けた子どもたちは
集会を運営する側にまわる。
※選出方法は学校による

戦に敗れたわたしは運営側にまわることになった。


七夕集会の翌日


運営側の仕事は翌日まで続く。
翌日の仕事は

飾り付けた笹の処分である

学校の敷地のスグ隣りには小さい川が流れている。
夏休みのしおりには
「〇〇川で遊ぶとあぶない
と書かれている川。


七夕を飾り付けた笹は

川に流す

30年以上前のニッポンでは
コレが七夕の慣習であった。



この年の七夕集会のそのあとは

川に流した

全校生徒および教職員(校長先生含む)の
願い事が付いた笹。

川幅いっぱいに広がる笹及び短冊。
流れる様子は無い。
重すぎるのだ。

子供ながらに
「短冊の紙、溶けるのかなぁ?」
と思っていた。


もっと七夕集会の翌日


翌年。
わたしはジャンケンで負けた。

楽しむ側では無い方にまわった。
でも、コレでいいのだ。
なぜなら、

七夕集会は毎年やることが同じなのである


たとえば「6年生を送る会」


であれば、その年に流行ったさよならソングを
うたう。

でも、
日本で七夕をモチーフにした大衆ソングが
ミリオンヒットする
ということはない。

七夕3兄弟
七夕は突然に
七夕  七夕  七夕

どう考えてもない。


そして、その年の七夕集会も
変化球を投げることなく終わった。


またまた七夕集会の翌日


運営側の仕事は翌日まで続く。リターンズ。
翌日の仕事は

飾り付けた笹の処分である

学校の敷地のスグ隣りには
もっともあぶない川が流れている。

七夕を飾り付けた笹は

川に流す?


だが、この年は前の年と変わったことがある


この年の4月。
校長先生がかわった。

そして

笹の処分方法も変更になった。



この年の七夕集会のそのあとは


焼却炉で燃やした

このころの日本の7月は暑くなかった。
でも、たくさんの願い事を燃やすのには
結構な時間がかかる。
とても暑かった。

そんな記憶があるような、ないような。


けしからん、七夕


昔からけしからんだったのかも。
ここまで記事をご覧いただきありがとうございます。
七夕、フォーエヴァー。



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