少年とエロス
1983年13歳の夏休み
当時ケータイは勿論エロビデオも無い
私達にとってのメディアは
本、ラジオ、たまに放映される
深夜のエロ映画だけだった
そして夏休み
ちょっとした悪さをしたい
女の子と恋をしたい
夜中に寝るのが勿体無い年頃
小学の頃から気になってた
ビニ本販売機の書物を買いに行こうと
友人Mくん@と計画を立てたのでした
昼間の販売機はどんなエロ本が売ってるか
反射材で見えないのです....
決行当日夜、出発予定時間は0時
ところが....
Mくん@が私の部屋の窓を叩いたのは11時!
私「おい!早え~よ!」
まだ親と姉兄が寝てねーし....
それでも無理やり窓から出て
自転車のライトは点けず街の販売機へ
(;´д`)ハァハァ
夜になると昼間には見えなかったモノが
見えるワクワク感
ちょっとした悪さをしてるドキドキ感
自転車で数キロ
現場に着くと販売機は怪しい光を放ってます
(°∀°)ブハッ
辺りを見渡し本の中で一番安い
『漫画エロス』という本を選びボタンを押す
というか選んでる余裕が無い
予算も無い
ボタンを押すと
ビ~~~~~!ガタン!←凄く煩い!
ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿アワワワ
私「やっべ!音大きすぎる!」
M「うわ!車来た!」
ブロロロロ~~
いかにもヤンキーなセダンが止まり
怖いお兄ちゃんがこっちに向かって
ヤ「おい!エロ本買ってんのか~?笑」
私「あ、はい!」
ヤ「帰り気をつけろよ!笑」
私「あ、はい!」
うわ~助かった~
(;´Д`)ハァハァ
私が買ったのはマンガだけのいかにもな本
Mくん@が買ったのは写真ページがある
エロエロなイヤらしい本
羨ましい~
次の日二人してゆっくり橋の下で見ました
(;´д`)ハァハァ
そして同級生に報告
みんなにヒーロー扱いされると同時に
回し読みされたエロ本は1週間後
ボロボロになって返ってくるのでした
本の内容より行動した事が思い出
今時の中坊はそんな事しないだろうし
スマホでエロ動画見放題なんだろーな~
数年会って無い息子も13歳か‥‥
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