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栃木でフットボールを堪能するための2つのアイデア【Short letter】

先日、栃木県に行ってきました。

栃木を訪れるのは、2013年9月15日に栃木SCvs北海道コンサドーレ札幌の試合を観に行って以来です。この試合は試合終盤、ビー玉状の大雨が降るくらい天候が荒れた試合でした。3-3で迎えたATに現在は柏レイソルで活躍するクリスチアーノに決められ、3-4でコンサドーレが敗れました。

あれから8年。僕は今回栃木に行き、サッカーを大いに楽しんできました。

そこで今回は「栃木でサッカーを堪能する2つのアイデア」として、

①フットゴルフを楽しむこと
②CITY FOOTBALL STATIONに行くこと

の2つを提案したいと思います。

はじめに断っておきますと、この記事に栃木SCは登場しません。これは決してないがしろにしているわけではなく、今回の旅でスタジアムを訪れる機会がなかったためです。ご了承ください。

さて、今回の旅は僕が大学時代に所属していた関西サッカー観戦サークルTifosi(ティフォージ)のOB4人で行きました。サッカー観戦サークルについては、以前に記事で紹介しました。

大学を卒業してもこうしてサッカーを楽しむために集まって旅に行ったりできるのは、「サッカー」という共通項がなせる技だと思います。今回はマツダのMAZDA3に乗って栃木に向かいましたが、車内での多くの時間はサッカー談義に花が咲きました。

東京から高速道路も使いつつ1時間半ほどMAZDA3を走らせると、目的地である小山市のTBC太陽クラブに到着します。ここではフットゴルフを体験することができます。

フットゴルフとは何か。簡単に言うと、サッカーボールを蹴ってゴルフをするスポーツです。実際にゴルフコースで9コースか18コース回ります。ゴルフをやったことのある人はルールに戸惑うことはないと思います。ゴルフ未経験の方は最初へ経験者と一緒にプレーしたほうがルールでつまづくことはなさそうです。

写真のように実際のゴルフコースでティーショットを打ってスタートします。

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フットゴルフについて僕は最初あまり乗り気ではありませんでした。みんながやりたいなら自分もやろうかという程度のモチベーションです。

なぜならば僕はボールを遠くに飛ばすキックがめちゃくちゃ下手だからです。僕がサッカーをプレーすることに挫折した理由の一つはキックがてんで飛ばないことでした。じゃあ練習しろよという話ではありますけども。

テレビで見るゴルフのイメージだと、ボールを遠くまで飛ばせないと試合にならないのではと思っていました。周りがボールを軽々飛ばせる中、自分だけ置いてかれること間違いなしです。

ところが実際にやってみると意外や意外、ボールを遠くに飛ばせるかどうかでは差がつかないのです。鍵を握ったのはホールに入れるためのアプローチショットでした。

このアプローチショット、狙いを定めることと力加減が想像以上に難しいです。ちょっと力が入ってボールの勢いが強すぎると、ホールにボールが入らないどころかホールからより遠く離れてしまいます。

確かにボールを飛ばせる方が早くホール近くまでボールを運ぶことができるかもしれませんが、そこから先でつまづく人も多く、ボールを飛ばせないひとでも巻き返しが可能なのです。

現に僕も最初のティーショットは毎ホール散々な出来でした。しかし、アプローチショットで華麗なショットを連発したことで周りと互角に戦うことができました。

知り合いのフットゴルフ経験者に話を聞くと、元プロサッカー選手もフットゴルフをしたりするらしいのですが、彼らが必ず勝つかというとそういう訳ではないそうです。やはり元プロ選手でも最後のアプローチショットは難しいみたいです。

このようにボールを飛ばせる飛ばせないで意外と差がつきにくいことから、サッカー初心者と経験者が混ざっても楽しくプレーできるのがフットゴルフです。コースを周り終わるころには僕もまたやってみたいと思うようになりました。

日本でフットゴルフができる会場はかなり限られていますが、是非お近くにできる場所がないか探してみてください。

続いて紹介するのは、今回の旅のもう一つの目的地である栃木市のCITY FOOTBALL STATIONです。こちらは関東サッカーリーグ1部に所属す栃木シティFCのホームスタジアムです。今年の3月にこけら落としを迎えたばかりのまだまだ新しいスタジアムです。

このスタジアムの評判が非常によいという話を聞きつけ、4人で行ってみようとなったのがそもそもこの旅の発端でした。

この日は、関東サッカーリーグ1部の栃木シティFCvsVONDS市原の試合が行われます。VONDSはリーグ1位、栃木シティは3位で迎えるこの試合。上位対戦ということで大変熱い試合が期待されます。

栃木シティFCは、以前2020年の地域CL決勝ラウンドの記事を書いたときに取り上げました。

VONDS市原は、かつて北海道コンサドーレ札幌にも在籍していた岡山一成さんが在籍しています。選手顔負けの高身長でピッチサイドから指示を送る姿は目立っていました。

到着してまず驚いたのは客席とピッチまでの距離です。非常に近いですし、仕切りも背の低い網で囲われているだけ。クリアボールが簡単に客席に飛び込んできそうです。

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僕も試合中思わずTwitterでつぶやいてしまいました。

僕ら座ったのはピッチ横ですが、同じチケットでゴールの真裏に陣取ることもできます。自分のところにシュートが打たれる気分を味わえそうです。

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スタジアム周辺を巡ると、スタジアムグルメの出店が出ているのはもちろんのことオフィシャルショップやトレーニングルームが併設されています。

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オフィシャルショップには栃木のお土産コーナーもあり、このスタジアムを訪れるついでにグッズもお土産も買えるという仕組みになっています。

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スタジアムには大型ビジョンも設置されています。試合中は各チームのスタメンがフォーメーションとともに写されています。ホームチームだけでなく、アウェイチームも選手の写真つきで写されていたのには驚きました。

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試合終了後にはビジョンに大きくタクシー会社の宣伝が。「これはうまい!」と思いました。

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バキッ!!!

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