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Emotional Consult 「願い」

◆NEFNEに関わる人たちによる自由連載《汽水域の人々》
雑貨屋&フリースペースのお店「NEFNE」で交わるひとびと。多様な執筆陣がリカバリーストーリーをはじめ、エッセイ、コラム、小説など好きなように書いています。


振る舞いが いつもより 乱れるのは
勝手に私の領域を 知らぬ間に踏み込んで去っていく
あなたの気持ちが 計り知れない

お決まりのシチュエーション うなだれるよ
どうしてあなたは注文を 当たり前のように押し付けるの
分かっているけど ただやるせない

一人になって変だと叫ぶ
疑問抱えたまま走ってみるよ

息を切らし ひたすら がむしゃらに動いて
底に落ちる悩みから あなたを掴む
見えてくるものが 何もないとしても
ありふれた日常 埋もれる傷心
誰かに悟られること 願いながら

あいまいな思考 振り回され
どうしてあなたは請求を ただ何事もなかったかのように
いたずらに先に延ばすだけ

一人になっておかしいと思う
あなたに理想はあるはずだよ

常識など 有り得ない 答えなど 無いもの
底に落ちる悩みから あなたを掴む
届いていた想いが 見捨てられるとしても
ありふれた日常 埋もれる傷心
誰かに慕われること 願いながら

私がそばにいて 支えていくから
どうしようもない時は 話してください
あなたが傍らで 微笑んでいると
私生きてて良かった 安心したよ

息を切らし ひたすら がむしゃらに動いて
底に落ちる悩みから あなたを掴む
見えてくるものが 何もないとしても
届かない想いが 見捨てられても
ありふれた日常 埋もれる傷心 誰かに悟られること 願いながら

【今回の執筆担当者】
コズミ/40代男性。統合失調症。若くして発症し、入退院を繰り返しながらもエッセイやお笑いなど発表。趣味は宇宙を勉強すること。


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