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「働きアリに花束を」を読んで。

こんばんは。今日もお疲れさまです。

今日は久しぶりに読書感想を書いてみようと思います。

前回の読書感想記事はこちら。丁度一月前ですね。私本当遅読なんですよね。その上集中力も無いし。いや、集中力が無いから読書が進まないのか?…まぁ、いいか。

今回はタイトルの通り「働きアリに花束を」と言う爪切男さんの本を読みました。

無職の私が言うと白々しいタイトルに聞こえてしまいますが、そこは気づかないフリでお願いします。

あ、ネタバレを気にされる方は今回もバックでお願いします。

爪切男さんはご存知でしょうか?つめ きりおさんと読むそうです。デビュー作「死にたい夜にかぎって」は昨年ドラマ化もされましたね。

どちらも実体験を基に書かれているそうですが、もうね、只管壮絶です。

「死にたい夜にかぎって」は爪切男さんが学生時代から出会って来た女性たちの話で、「働きアリに花束を」は幼少期からこれまでに出会って来た仕事の話。

もうね、いや、そんなことある?の連続。

爪切男さん自身も淡々とぶっ飛んだ行動してる人だけど、さらに爪切男さんの周りの人、出会う人もめちゃくちゃぶっ飛んでて、いや、そんな人本当にいる?の連続。

所謂まともな人が全然出てこない。語り手の爪切男さん含めて。でも、だからこそリアルで、そっか、「まとも」なんてものこそ私の頭の中のフィクションだったんだわと思い出される。

ハッキリ言って私から見て悲惨としか言い様の無い日常に見えるのに一周回って美しささえ感じる。もうね、おじいちゃんとの話がめちゃくちゃ泣けるんですわ。これ。しかも、「良い話だな〜」って涙じゃ無くて、「良い話かなー?」って思うのが本音なんだけどもういっそ、美しいのですよ。

帯に「労働讃歌(エッセイ)」って書いてあるのだけど本当ひどい意味でひどい話ばかりだけど確かに労働讃歌だし、人生讃歌だよなと思いました。

幼少期から凄まじく色んな仕事を経験されてこられた爪切男さんの労働讃歌を読んで無職の私も働く意欲を思い出したかと言うと、

勿論そんなことは無く、外はやばい奴らばかりだからずっと引きこもっていたいなと言う思いが強くなりました。

思い出すも何も元々労働意欲なんて持ったことないしな。私。

「2-6-2の法則」と言う働きアリでも本当に働くのは2割、そこそこ働くのが6割、サボるのが2割と言う良く聞く話。(この本でもちょっと出てきます。)私は世界が滅ぶ時もサボる2割にいたいと思っています。

どういうわけか、最低な私の所信表明で結んでしまったのでさっぱり本の良さが伝わって無いかとも思いますが、働くって素晴らしいですね。(白々しいわ)

労働意欲は最低な私ですが、書く意欲はまだまだあるのでこれからもきっと書きます。よろしく、私。


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