PIN百物語 どうしたの? byみんみん
現在、PIN:Gamesにて百物語イベントを開催中!
連日メンバーが、自分が経験したこわーい話をご紹介してます。
そのあとは、あなたの番!
あなたが密かに胸の内にしまっていた怖い話。
ぜひ教えてくださいね(^ ^)
ってことで、今日は私・みんみんの怖い話ですよ。
鳴り響く轟音にホテル騒然
十数年前
私は当時、神奈川県の某所にてラブホの契約社員として働いていた(バイトから引き抜きで出世)
その日は、同じ契約社員の女の子Yちゃんと、フロントバイトの主婦と夜勤
いつものように事務仕事をしていると、真夜中のホテルに突然非常ベルが鳴り響いた
慌てて事務所内の警報機を確認すると、ある部屋から煙を感知したことが発覚
大きな音に驚いた客たちからの内線が鳴り、中にはバスローブで部屋から飛び出してくるカップルもいた
すぐさま手分けをして、煙が出たとされる部屋に確認に向かい、支配人に連絡を取る
原因はお風呂で炊いたお香の煙
洗面所に置かれた注意書きを見ていなかったらしい
ムーディー決め込んだカップルさんの行動により、そこからが大変
全ての客室に内線で連絡をし事情を説明
その間も事務所にある警報機からはビービーと大きな音が響く
音を止めるには警報機にあるスイッチを押すのだが、それは仮であり、数分後にはまた鳴り出してしまう
警備会社に連絡をすると、本体で一度リセットしなければならないとのこと
連絡を受けてホテルにやってきた支配人に、すぐさま相談をした
使われていない地下室で...
支配人「本体は地下の警備室だね。降りてすぐ右にあるから、止めてきて。あ!電気通ってないから懐中電灯持ってってね。」
と、懐中電灯と鍵を渡されYちゃんと共に地下へ
支配人から渡された鍵を使い地下に入ると、一瞬怯んでしまうほど真っ暗な世界が広がる
もともとビビりな私は、Yちゃんの左手を握りしめて懐中電灯を煌々と照らしながら進む
すぐに警備室を見つけ、本体のスイッチを切ることができた
私「あー、良かった。早く戻ろ。」
と、Yちゃんに声をかけた直後...
???「どうしたの?」
私の右耳に、小さいながらもハッキリと聞こえた男性の低い声
全身をかけめぐる鳥肌
私・Yちゃん「キャーーーーーー!!!」
同時に響き渡る私とYちゃんの叫び声
2人で繋いだ手に力を込めながら、勢いよく地上への扉に走り出す
振り返ることもなくそのまま階段をかけあがり、事務所へと逃げ込んだ
恐怖の答え合わせ
そこで初めてYちゃんに質問
私「地下で何か聞こえた?」
Yちゃん「聞こえた。おっさんっぽい低い声で、どうしたの?って言われた。」
私「だよね?私、右耳のめっちゃ近くで囁かれたんだけど。」
Yちゃん「え...私も右耳に囁かれたんだけど...」
血の気が引いていく
その日の男性スタッフは、事務所にいた支配人と清掃スタッフの男性の合計2人だけ
支配人は事務所で警備会社の人や社長に連絡を取っていたし、清掃スタッフは作業で客室にいた
地下へは鍵がないと入れず、私たちが入るまではオープンからずっと使われていなかったのだ
では、同時に、しかも2人とも右側から聞こえたと証言するあの声の主は一体...?
謎は解決されぬまま...
今もそのホテルは人気ホテルとして多くのカップルを迎え入れている
最後に...
どうでした?
怖くないですか?
この話、個人的にいろんな友人に話しているんですが、毎回当時のことを思い出して鳥肌が止まらなくなります。
自分には霊能力なんてないと思っているだけに、忘れられない出来事でした。
あなたにも怖い話、ありませんか?
霊的なものじゃなくても大丈夫。
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