北大路魯山人のエッセイを読む@青空文庫
北大路魯山人のエッセイを読んだことはありますか?
実は面白いので紹介してみたいと思います。
北大路魯山人とは
陶芸家だと思っていたのですが、いろんなことをやっていた方のようです。
美食家であるということで、美味しんぼの海原雄山的な人というイメージです。
青空文庫で読む北大路魯山人
ある日、青空文庫のアプリで作者名を眺めていて北大路魯山人を見つけました。
なんと掲載作品は185件! ※2021/07現在
ラインナップはほぼ食べ物に関するエッセイです。
作品名を見ているだけでもすっごく美味しそうで楽しいです。
ここで「鮎の食い方」を読んでみましょう。
尾鰭を焦がしてしまった鮎を女性に喩えるとは、なんともオシャレです。(今の時代だと炎上しそうですが・・・)
次の一文なんて最高においしそうです。
青空文庫は読み放題!気になったタイトルの作品を読んでみてはいかがでしょうか。
ちなみに私のお気に入りは、「茶碗蒸し」です。
北大路魯山人の食べ物エッセイのいいところ
なんで北大路魯山人の食べ物エッセイに惹かれるのかを考えて、3つのいいところを見つけました。
1.レシピとして使える
エッセイなので何を何g使うとかの分量は分かりませんが、どういうものを使うと美味いといった雰囲気は知ることが出来ます。書いてある通りに作ってみようかなと思えます。
2.食欲が出る
とても美味しそうに食べ物のことが書かれているので、ちょっと疲れて食欲がない時に読んだら、食欲が出ます。
これを読んだらなんだか湯豆腐が食べたくなってきました・・・。
3.文章の勉強になる
文筆家なので当然なのですが、書く文章が魅力的です。食べ物描写が鮮やかで「生きた文章」って感じがします。
特に擬音の使い方が上手いと思います。擬音で現されたその感触まで伝わってくるようです。
こんな風に魅力的な文章が書けるようになりたいものです。
さいごに
北大路魯山人のエッセイは一級品なのでぜひ読んでみてほしいです。
どれも短い文章なのでサクッと読めてお腹が空くこと間違いなしです!