見出し画像

「なるほどですね」はうっかり使っちゃう

私がまだ社会人として青かった頃、
「なるほどですね」はとっても耳障りでした。

でも今は受け入れてるし、私はうっかり使ってもいます。

下記記事の中に
「なるほどですね」という人に違和感を覚える人の割合30.6%とありました。

Googleの検索キーワードでも
~ 本来の意味、~ 失礼 いつから、~ですね むかつく、「~」違和感
などという候補が並んでいるし、一般化したとはまだ言えないのかな?

私が「なるほどですね」を受け入れているのは、慣れてしまったと言うしかないのですが、一応日本語教育的に原因を探ってみます。

なるほど」は副詞と言われたり、感嘆詞と言われたり。
どちらの品詞にも「だ」「です」はつきません。つけません。

なるほど、そういうことですね。」を略した言葉、といえば分かるような気もするけど多分そうじゃない。

なるほど」って言い切るとなんだか上から目線な感じがすることから、そうではないですよ、と「ですね」って付け加えて婉曲、なんちゃってーというのが発生のストーリーじゃないかなー。

「です」=丁寧の断定のモダリティ
「ね」(終助詞)=確認・詠嘆

ちなみに、話題から逸れますが、
「だ」「です」は学校文法では助動詞としているけれど、
名詞につく点で他と性質が異なり、
判定詞という扱いをすることがあるということで、
なんだかカンタンなことをムズカシク言っている感じ。
日本語教育ではそのまま単純に
『「だ」「です」』
って扱います。品詞のことはスルー。

本来の文法的には正しくない。
でも便利だからどんどん広まって、ある世代から下の社会人は疑問無く使ってるんじゃないかなと思います。

たぶん!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?