彼のファンションは止められない
某若者の街の駅前で横断歩道を渡っていたら、チェックのネルシャツをなびかせながら颯爽と現れた彼のファッションを、誰が否定出来ようか。
彼の堂々とした表情には清々しさを感じた。
見えそうで見えなかった乳首がすれ違いざまモロ見えしたせいで、ぼくの頭のワンルームに住みついた君なの。
ぼくと同じように彼とすれ違った若い男性二人組は、「なにあれ!?」と小声で話し合っていたが、そんなことを彼は気にしない。
ぼくは横断後振り返り彼を見送った。
あんた今、この街で一番オシャレ番長だぜ…!
2020/07/17 ねだやし
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