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『迷路館の殺人』綾辻行人

2023年、10冊目⠉̮⃝

綾辻行人の館シリーズ3作目。
中村青司という建築家が設計した奇妙な館が舞台の人気シリーズです。去年、10作目のタイトルが発表されこれから執筆されるみたいなので楽しみに待ちつつのんびり読みすすめていきます。

今回は鹿谷門実という作家の『迷路館の殺人』が入っている作中作という不思議な構成です。
犯人も迷路館の秘密も3作目になるとそれなりに早い段階できづいたのに…あーっ、もうっ!ここで騙されるとは!という感じでまんまと騙されました。これは3作目で設定に慣れてきたからこそ騙されたんやなって思うと悔しいけどすごくおもしろかった!これまでの3作の中で一番好き。
衝撃度MAXの『十角館の殺人』、本格的な『水車館の殺人』、そして今回読んだ『迷路館の殺人』は衝撃のトリックでした。しかも事件ではなく本自体に仕掛けられたトリックなので悔しいけど気持ちよく騙された感があります。

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