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『狐笛のかなた』上橋菜穂子

2023年、38冊目⠉̮⃝

上橋菜穂子の初期作品。どれから読みはじめればいいのか悩んでる人にオススメするのにぴったりな1冊。

『鹿の王』『獣の奏者』は架空の世界の物語でしたが、これは古き良き日本を舞台にした和製ファンタジーでした。
上橋菜穂子の世界観はやっぱりすごかった。今まで読んだのに比べて短いので物足りないかと思ってたけどそんなことなく上橋ワールド全開。呪いの戦いに巻き込まれる3人(?)の少年少女の物語で、とにかく野火がええんですよ!まっすぐな想いが愛おしくて哀しい。ラストには思うところもあるけど小夜と野火にとってはいい結末かなと思います。

巻末に「和製ファンタジーの三羽鴉は萩原規子、小野不由美、上橋菜穂子」とあったので1冊読んで放置してる萩原規子の勾玉三部作を今年中に読むぞー!あと『守り人』シリーズも読みはじめたい。

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