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伊之助きまぐれ映画館

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観た映画の感想を気まぐれに書きます。備忘録がわりなのでネタバレ、脱線いたします。伊之助はMパテー商会、松竹蒲田撮影所、大映など映画界で働いていた祖父の名前です。
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#映画レビュー

小松真弓監督 『もち』

一関には一度だけ行ったことがある。くりこま高原にある知人の別荘に行った折、車でのんびり戻りたい人と新幹線を使ってなるべく早く帰京したい人に分かれた時、早帰りチームの一人が「せっかくだから冷麺を食べて行こう」と言うので立ち寄った。

映画『もち』は14歳の少女と祖父の関係を軸に、祖母、親友、想いを寄せているその兄との様々な別れを描いた作品である。それぞれの別れに「もち」がいろいろな姿となって関わる。

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