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非常勤(オンライン講義歴1年半)の徒然:コピペレポートとの対峙

 noteを更新する心と時間の余裕がないまま,気づけば1年以上が経過していました(つらい).

 なんだかんだでオンライン講義に取り組み始めて1年半くらいになりました.講義の進め方はいろいろ模索し,セルフ講義,セルフ撮影,セルフ録画,セルフ配信…と全て自力ですが,大学のサーバと手持ちの装置とフリーのサービスでどうにかやりくりしてきたつもり…です.

 非常勤生活での成績評価は過去ずーっと「コメントペーパー+期末テスト」でこなしてきたんですが,オンライン講義だとなかなか同時実施の期末テストというわけにもいかないので,テストの代替としてレポート方式で進めているのは初回の投稿記事で書いたとおりです(現在進行形).

 そしてレポート開始1年目にして早くも出ました,コピペレポートで不可にした学生からの成績評価の不服申し立て…正気ですか?「コピペはダメ」「文献の引用のお作法については自習しておけ」と参考書まで指示したのに,貴方コピペしましたよね?バレないとでも思ったのかな?…そして下記の呟きを即思い出しましたよ…

 「文体も違うし,たぶんコピペだろうなあ…」と思ってしまった時点でもの凄くガッカリするし,そこから実際の参照先を探すのもさらに手間…(ここでどんなに時間かかっても給料は変わらないし…)

 コピペを許す気はないけれど,根拠なく有罪判定することは出来ないし,証拠探しには時間がかかるし…といろいろなジレンマを抱えながら理論武装の準備をします.コピペを疑いつつ(この時点でかなりストレスフル),参照先が不明な時点ではその旨メモだけ残し,そこからほぼクロと判明(ネタ資料を発見)した時点で作業ファイルに全ての検証過程を記録し,でもあくまでこの段階では感情を無にし,極力事務的に「不可」判定の1人として成績登録するに止めています,上記の呟きでいうところの「温情」というヤツです,わたしなりの.「わたしたち,縁がなかったね」ということで関係終了っ!で済ませたいんだよ!!

嗚呼,それなのに,成績評価に対する不服申し立てなんか出すじゃねぇぇぇ!

…コピペ学生,絶対許すまじ.(脳内でゴングが鳴る)

 引用したTwitterの先生は最後の蜘蛛の糸で救済されたようですが,わたしの担当は必修科目でもないし,そこまでケアする気概もないし,こちとらしがない場末の非常勤ですから!その身分と時間給でコピペ学生の指導までやっとられんわ!

 申し立ての文書をこちらで受けとった時点でもう資料のほとんどは揃っているので,再調査の作業としてはこれまた事務的に処理し,手元にあるコピペ元と思われる資料を添え,「コピペ(剽窃)があったと判断したので不可にしました」と一筆したため,所定の文書を大学にお返しして終了,早く忘れたいモードに突入します…あぁしんどい

 毎回の採点作業も成績評価の不服申し立てに対する再調査の作業も、基本的に時間がかかってそれぞれ負担感はあるのですが,「…この申し立て,コピペ学生からじゃん」と気づいた瞬間に諦観と憤懣とが入り交じった状態になり,本当に身も心も疲れるんだわ…

 後期はコピペで不可にした学生から不服申し立てが来ないと良いなぁと祈りながら,またレポートと格闘する日が来るんだな…あぁしんどい(本日2度目)

 でも最後の講義後あたりに「講義,面白かったデス!」とか「レポート頑張ります!」とか言ってくる学生がたまにいたり,素晴らしい出来のレポートを提出してくれる学生がいたりするから,なんとか続けられているのかなぁ…

 テスト形式とレポート形式,どちらも一長一短有るけれど,それはまたの機会があったら,その時にネタにできると良いな.

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