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「maruの映画鑑賞」

「春に散る」鑑賞 
原作 沢木耕太郎

母と観てきました。

ボクシングのお話です。

かれこれ8年か9年ぐらい前になるのでしょうか。

原作は、当時朝日新聞の朝刊に連載していた小説です。

この小説を読むのが、母と私との間で、毎朝の楽しみであり日課でした。
そして、お互いの感想を言い合ったりしてました。

新聞の連載小説は、父も好きだったけれど、この頃はもう入退院を繰り返していた時期だったから、きっと読んでいないと思います。

原作は、ボクシングを通して主人公と取り巻く人間模様、ボクシングのシーンは勿論、優しく丁寧に丁寧に描かれていました。最後は分かってはいたけれど、
優しい気持ちになる春に散る物語でした。

映画は、あくまでもボクシングに焦点を当てています。主人公を取り巻く人間関係も少し設定を変えており、本当はみんなで暮らすのになあ、みんな、主人公の作るカレーが大好きなんだよなあ、なんて思いながら観てました。

主演の佐藤浩市は、風貌や佇まいも小説のイメージそのままでというか、本から出てきたみたいです!
役作りの為に、彼は痩せたのではないか、と思ってしまいました。原作の主人公は元ボクサーでもあり、病を抱えていることもあり、とても痩せているからです。きっと体も相当鍛えたことでしょう。

横浜流星、窪田正孝もボクサーの役です。闘いのシーンは胸が熱くなりました。
特に窪田正孝の演技、すごいです!この人、上手すぎる!

共演は他に、橋本環奈、片岡鶴太郎、哀川翔、山口智子。

上映開始前、母がリュックをゴソゴソするので、「何か探してるの?」と尋ねると、「泣くかもしれないからハンカチを用意しておこうと思って。」との返答に、母らしいなあ、と笑ってしまいました。

中々良い映画でした。

今月は私のお誕生日でもあったので、お昼とお茶を母がご馳走してくれた!
色々感謝!

春に散る maru

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