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「友情結婚」会ってみた編①


前回は、

・私が「友情結婚」に出会ったキッカケ
・「友情結婚」とは
・私の簡単なプロフィール

みたいなところをお話しました


今回は、早速3人に会う約束を取り付けて実際に会ってみた話をお話ししたいと思います


その前に前回お話しした、私が「友情結婚」について考えるキッカケとなった出来事について軽く触れましたが、こちらからお話しさせて頂きます

まず、①結婚する予定だった相手との交際中の出来事

こちらに関してですが、

単純に一緒に過ごしていくうちに、避けられない体の関係(前編に記載)、彼が結婚相手に求める拘りが多く、私が必要以上に頑張らなくてはいけないという問題に直面し、疲弊することが増えました

これは私がどんなに相手を好きでいても越えられない壁だったように思えます

その矢先に、彼の都合で「結婚できない」と告げられ少し離れることになりました(彼の都合なので詳しくは話せませんが落胆しました)


そして、②友達のカミングアウトにより生き方、考え方について考え直す出来事

今まではLGBTの当事者だという知り合いが周りにおらず、むしろ正義のように"気持ち悪い"というようなことを口にする上司や先輩の下で働いてきていたので隠すべきことという認識でいました

しかし、実は同性と付き合っているとカミングアウトしてくれた友達が身近にいてくれたおかげで、私の考え方が180°変わりました

好きな人を、好きなことを素直に「好きだ」と言える強さ…恥ずかしいことだと思っていた自分が一番恥ずかしい人間だったと気付いたわけです

その友達の話を聞いている時だけは、
まだ何者かもわからず、もがいていた自分が馬鹿らしくなるくらい心が軽くなったことを覚えています


それでもやっぱり「世間体」の三文字が呪いのように付き纏うので
ならば一体、どういう条件の人と結婚するのが私にとって自然体でいられて、結婚=所謂幸せに結びつくのだろうと考えた結果、

「友情結婚」がしっくりきて、前編記載のサイトに辿り着いたわけです


ちなみに私の相手に求める条件は、
・仕事に理解がある方(不規則な仕事なので)
・子供が欲しい方
・ある程度収入のある方
・結婚したら一緒に暮らしてくれる方
・現在パートナーが居ない方

といった普通の結婚相談所に提出したら、条件面だけなら、めちゃくちゃマッチしそうな内容ですよね


しかし「友情結婚」となるとこれが普通ではなく、むしろ難しいことだらけなんです

もっと掘り下げると、子作りは自然ではなく体外受精を希望したり、結婚して子供は欲しいけど別居を希望したり…などなど


そんなことを踏まえて自分でプロフィールを作成していくわけです

そして、いざ【検索】


まずは、収入の高い方>考えが同じような方>都内に住んでる方
といった、いかにもお金に素直な優先順位で(?)3人の男性に申し込みをし、連絡を取ることに成功しました


1人目、仮にSさんとします

彼は3人の中では一番収入があり、やり取りのメールが一番丁寧で、会う前から第一本命でした(気が早い)


私と同じく仕事が不定期で、その辺の理解がある方でした
結局お会いした時間も22時〜がお互いちょうど良く、私の職場とお相手の住まいから便利な場所があったので仕事終わりに落ち合いました

その方からは生い立ちや世間話のほか、
・友達、同僚、家族今まで誰にもカミングアウトしたことがないがゲイという自認
・彼女が居たこともあるが、セックスだけが毎回仇となり、酔っ払って寝たふりをすることが多々あった
・親の手前、結婚をしなくてはと思い、登録した
・パートナーに対しては友達くらいの距離感で、男として見られるよりお金目当てで近づいてくれるくらいが丁度いい

…そんなような話を聞きました

うんうんわかるわかるそれなという
つい語彙力が欠けてしまうくらい前のめりな同意をしながら聞いたのと同時に、今まで異性とこんな話をしたことがなかったので変に感動しました(大抵の男は狼だと信じていた生娘より)


そしてここまでお金目当ての私は(違う)
またお会いする約束をして帰路へつきました


正直、婚約者とのことで毎日落ち込む生活をしていたのに未来が見えた途端浮かれてしまい、意気揚々と別日に2人目の殿方に会うのでした


ここまで読んでいただきありがとうございました

次回に続く


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