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小説を書くということ

朝3時に起床すると、少しだけ高級品の珈琲「ブルーマウンテン」をカップに注ぐ。そこへハチミツを垂らして完成。お気に入りの「SANSUI」真空管コンポが奏でるクラッシックを嗜みながらの一杯。
終わりへ向かうだけの人生でみつけた、ここ最近のマイブーム。
でもこれ、小説を書くために編みだしたものでもあります。

夜中まで大酒飲んで、半ば二日酔いで昼前に目を覚ます。
どうせ仕事は夜勤だからと迎え酒。適当な頃合い見計らってスタバへ駆け込みポメラで何かしら創作して……そんな怠惰な日々。

そんな僕はなにを思ったか、「毎日カクヨムへ投稿するぞ」と書き始めたのが今年の8月。
最初は「夜書いて、午前中推敲して、昼にあげれば……」なんて軽く考えていたのですが、一応社会人というか──会社勤めですゆえ「毎日」投稿するには、こんな時間の無駄遣いは出来ないのです。しかも僕は職業柄「夜勤」が多い。仕事中にポメラで小説なんて書くわけにもいかず……そもそもそんな集中して執筆する暇なんてない。頭がオカシクなりそうなくらい忙しい時間が朝まで続く──『完徹』ですよ。
仕事明けにMacへ寄って書く……毎日とはいかない。

そこで編み出したのが休みの日にまとめて書いてしまう。
こうみえて、プロットさえきっちり作っておけば、めっちゃ速筆……いや、嘘。それなりに早く書けます。朝3時に起きて6時までの3時間で6千字程度は書ける。これを2千字づつに分割する。つまり3話ぶん。
6時まで、と決めているのは日勤の出勤時間に合わせるため。日勤のない日は、軽く朝食をとってからスタバへ繰り出す。

こんな「真面目」な生活を始めたのは小説のため。
実は、昔もやっていました。そのときも小説のため。中断していたのは、僕が小説の「新人賞」に見切りをつけ、プロ作家としてデビューすることを諦めたから──講談社の某賞には最終選考まで残ったのだけど、いや、あれがあったから勘違いが続いたんだよねぇ。
小説をすべて放り出し、怠惰な日々を繰り広げておりました。

それがカクヨムへ復帰。
去年あたりからじわじわ「お酒は控えめに」「健康第一」を意識しはじめ、そしてこの夏から小説「異世界のロターリオ」執筆のために、いまの生活をはじめました。

おもえば、小説が僕といういい加減なロートルワナビをここまで連れてきてくれたのです。
だから僕は、これからも小説を書き続けていきたいと考えております。

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