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00:好きな歌を歌う人たち

私は音楽を聴くのが好きなのだけど、残念なことに音楽的な知識や知見を持ち合わせていない。
良いメロディラインだとか演奏技術だとか歌唱力のあるなしだとか、正直理論理屈はよくわからない。
そこには、好きか嫌いかしかない。
嫌いなものの話は基本的にしないので、好きなものを好きということしかできない。

普段どんな曲を聴かれますか?という話題が苦手だ。

「○○と言うバンドの××という曲が好きです」
「どういうところが好きなの?」
「歌詞がとてもいいんですよ」

そんな感じでやりとりするとかなりの割合で、

「あ〜……歌詞とか特に聴いてないんだよね」

という反応が返ってくる。
それに心底げんなりする。
音楽を構成する三要素はメロディ、リズム、ハーモニーであって歌詞は絶対に必要なものではない」とまで言われたこともある。

本当に悔しい。

私は言葉が好きだ。
自分自身が言葉を巧みに操れるかどうかはまた別の話として、言葉が好きだ。
美しい歌詞が大好きだ。
メロディに言葉を載せればそれは歌であり、その言葉は歌詞と呼べると思う。
愛の言葉も、呪いの言葉も、意味不明な言葉の羅列だって、音楽に載ればそれはもう歌詞だ。
中でも、美しい歌詞は詩だ。
私は詩を感じさせるアーティストが大好きだ。
J-POPの歌詞と侮るなかれ、詩がある歌詞は文学作品に匹敵する……と言うかボブ・ディランがノーベル賞を獲る世の中なんだ。
歌詞が持つ詩の力を無視するなよ。
歌詞贔屓の音楽鑑賞、そんなにダメですか。
じゃあインストゥルメンタルの話だけしてほしい。
クラシックでもいい。
歌詞がある音楽の話、しないでほしい。
だって私は、あなたが特に興味のない歌詞が、大好きだから。

これは個人的な恨み辛みだが、国語の成績が悪かった者、読書感想文に苦しめられた者にはわかるまいよ。
私は国語も大好きだし、読書感想文も大好きだ。
自分が触れたものについて自分が思ったことを自分の言葉で伝えるだけでいい、こんな楽な宿題なんて他にないのに、一体世の中の人間は何でそんなにも感想文が嫌いなのかね。

私が長い前置きを書く時は大体感情が大きく揺さぶられた時、殊に苛立つことがあった時だ。
創作の根源とはまさに怒りだと思う。
ただ、言葉の価値をわからぬ者にこの怒りをぶつけても不毛なだけだ。
そもそもやり場のない感情を処理するために始めたのがこのnoteなのだから、これからは読書感想文のようにつらつらと、おうたの感想文を書いてみようと思う。

誰に理解してもらえなくて良い。
共感もいいねも賛同も反論もいらない。
これは私の感想文。
「それってあなたの感想ですよね?」
大いに結構、その通り。
これは私の感想文!をモットーに自由に、好きな歌の好きな言葉を褒めちぎりたい。

ここまで目を通してくれた奇特なあなた、ありがとう。

最後にタイトルにある通り、私が好きな歌を歌う人たちを紹介してみる。
よく聴く手前この辺りの話題が多くなると思う。
それぞれ好きなジャケットを集めてみた。

表紙の上列左から
backnumber
King & Prince
ザ・ブルーハーツ
真島昌利

下列左から
ウマ娘~プリティーダービー~
スピッツ
レミオロメン
マクロスF

私のプレイリストは基本的に男なのか女なのか若いのか年食ってるのかわからない。

他にも好きなアーティストはたくさんいるのだけど、この8組を選んだ一番の理由は「楽曲を聴いて泣いたことがある」から。
何で泣いたかとかそういうことは、また追々。

今日のところはこのくらいにしておきます👋バイバイ

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