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腱板断裂手術日記11


東京オリンピック

私は、東京オリンピック産まれ。
かろうじて、前回のオリンピックの時にはもう、生を受けていた。
 今年、生きているうちにオリンピックを観る機会に恵まれるなんて、私はなんて幸せなんだろうと思っていた。

 東京オリンピック完全無観客


まぢか。
世の中、コロナ一色。
コロナが日本を覆い尽くそうとしていたころ、
反対に 病院に入院している方が安全かと思われた。
罹ったら死んでしまう!
という、怖い病気であったころテレビや新聞では毎日、市町村で何人という発表がされていた。

"外は怖いね。病院にいる方が安心"

なんて、思っていた。

コロナ病棟ができるまでは


 入院11日め

日本の梅雨は、すっかり変わってしまった。
シトシト、、、なんて、、

毎日どこかで大雨、線状降水帯、災害などというニュースが流れている。
先日は静岡県 沼津の橋が折れ、熱海の土砂崩れ、次は鳥取、そして、広島、今日は九州。
私がいるここは、朝から晴れているが、九州は豪雨だそうな。
降り方が半端ない。もう日本は熱帯地域のようだ。

そんな中、佐野さんが退院。
あの、
82歳の佐野さんだ。

1週間前
"退院は、予定通り10日ですよ"
と、先生に言われた時は、ほとんど歩けず、不安な顔をしていた。
"82歳だから、皆さんより治りが悪いのに、退院なんかして大丈夫かしら?"

1週間前は、車イスと歩行器を使って生活していた。
それから、リハビリで杖の使い方教わって、
今日、杖でしっかり歩けるようになっていて、日々の努力とリハビリの成果に感心した。

手術して良かった。

と、堂々と帰っていかれた。


 入院して2回目の土曜日。
土曜日は、リハビリのPTさんが、自分の患者さんのベッドを 順番にまわり、ベッドでリハビリする。
だから、いつもとはちょっとようすが違う。
道具を使わない代わりに、肩の可動域を より、広げるように開いてくれた。
肩が、動かしやすい。
けど、アイスノンでしっかり冷やさないと、熱を持って痛くなっちゃうとたいへん。

私の退院はいつかなあ

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