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腱板断裂日記4

  入院する前にやってみること

今回の入院にあたって何をしたら快適に過ごせるか?
考えた
左手が一切使えないということは、お茶碗は持てないが箸、スプーン、ペンは使える。
 右手が使えるということは何も支障が無いような気がする。
日常生活を左手無しでやってみた。
トイレが大変。ズボン下ろせるけどやっぱり上げるの大変。パンツもあげたり。右手だけだと着替えも出来ない。女性の下着付けられない。
歯磨き何とかできそう、でも顔洗えない。
 しみじみ思う。左手で良かった。


 R3.7.4(日曜日)雨時々くもり

 ゆうべの作戦が成功した。
何の事は無い。夜消灯になっても出来るだけ寝ないで、起きてる作戦。そのかいがあってAM4:00まで寝られた。
 そこから 装具を外す練習。いろいろなベルトが着いていてうっかりするとなにをどこに着けるかわからなくなる。
 装具外してみた。
ううっ 怖い。
"うっ"
何か痛い。痛い。肩が痛いぞ。
右手でささえる。
よし、痛く無い。
このまま服を脱ぎ、持って来た息子のヨレヨレのTシャツに着替える。
"ホントにこんなボロボロののいいの?恥ずかしいよ"
と言われたが、ヨレヨレの方が着やすいと思う。
生地がテラテラで柔らかいし息子を感じる。(こんな事言ったら気持ち悪いと怒られそうだが)

 何と今日はシャワーを浴びて良いことになった。
補助看さんが手伝ってくれるから大丈夫だよと言われ、迎えに来てくれた補助看さんに着いていく
"私、初めてだから、わからないから"
と言ったら、
"イスに座って服を脱いで、気をつけて入ってね"
と言って居なくなってしまった。
 おかしい。
どのYouTube見ても、人の話しを聞いても、この手術をした人は自分で洗えないから、看護師さんなどが手伝ってくれると聞いていたが一人取り残されたので仕方なく、やってみる。
 が、無理だあ。
ボディーソープやシャンプーなど、新品を持って来たので全てを右手だけでやるなんて、練習して無い!練習して無いうえに出るまで何回も押さないとならないし。
左手はお風呂用の腕まくらに乗せているが泡で滑って落ちてしまう。
涙が出そうだった。
洗うのも、泡を流すのも、全部右手だけでやらなければならない。シャンプーの泡を右手だけで流すのホント大変だった。
だんだんと怒りが込み上げて来た。
 さあ、体を拭こう。イスに座って(そのイスにも 別のタオルをひいて)片手で拭く。
これがまた大変。片手だけではきれいに拭ききれない。
 アームピロー外してイスの肘おきに左手乗せて様子見ながらTシャツを着る。
 そしてブザーを押した。
"あら?できたのねー?"
"はあ?やらせたんだろうが!"
と心の中で叫んだ。

 後で担当の看護師さんに話したら、1人で入ったことに驚かれ、肩の手術した人は危ないから1人では入らせないと言っていた。
 ホント疲れた。シャワーを浴びることがこんなにも疲れるものだと知らなかった。

 今日の自主トレは朝のラジオ体操もどきと スクワット。夕方の病院内ウォーキングとストレッチ。
 体がなまらないように、少しでも動かしておく。



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