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猫と、わたしと、

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猫とわたしの、ちょっとしたストーリーをまとめたマガジンです。 「#猫とわたしと」をつけて投稿いただければ、マガジンに追加いたします。
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#保護猫

猫はきっと神様だと思うんだ

今回は我が家の2匹の猫たちについて、あれこれ書きたいと思います。 哲郎と倫子 猫を飼うことにしたキッカケは、ペット可の物件に引っ越したこと。その当時、里親募集サイトをむさぼるように見ていました。 そこで出会ったのが、美しい青い目とシャムっぽい毛色の子猫です。初めて会いに行ったとき、その子猫は「哲郎」と呼ばれていました。 哲郎の由来は、東村アキコさんのマンガ「東京タラレバ娘」の登場人物。 その当時ドラマ化されていたマンガで、女3+男1という猫たちの兄弟構成がちょうど重

にゃんぴのせいにしてごめんね。

今日の登場猫は、僕が6歳の頃にやってきて、10年近く一緒に暮らした『にゃんぴ』。 我が家に来た時から膀胱の調子が良くなかったので、いたるところでおしっこしちゃうのが、にゃんぴの個性でした。出かけようとするとズボンの裾におしっこしてきたり、なかなか大変でしたが心から「嫌だ」と思ったことはないんですよね。不思議。 そんなにゃんぴに謝らないといけないことが2つ。ひとつは、愛情の表現の仕方がわからずいっぱい抱っこしちゃったこと。たぶん嫌だったよねごめんね。もうひとつは、ヤクルト事

仔猫の「そら」と「まめ」がやってきた。生後1ヵ月未満の“乳飲み猫”を育てる夫婦の話

2020年5月16日。その日は私の誕生日だった。 私と夫は数日前からこの日を心待ちにしていた。誕生日プレゼントやケーキ、豪華なディナーではない。 この日、我が家には猫がやってくるのだ。 不安と期待が混ざる、保護猫のお迎え午前中に予定していた友人たちとのオンライン通話を早々に切り上げ、私達夫婦は予約していたレンタカーに乗り込む。横浜の家から1時間くらい、伊勢原までのドライブだ。 ここ数ヵ月間ずっと「猫を飼いたい」と夫に訴えていた。はじめは乗り気でなかった夫もだんだん猫を