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にゃんぴのせいにしてごめんね。

今日の登場猫は、僕が6歳の頃にやってきて、10年近く一緒に暮らした『にゃんぴ』。

我が家に来た時から膀胱の調子が良くなかったので、いたるところでおしっこしちゃうのが、にゃんぴの個性でした。出かけようとするとズボンの裾におしっこしてきたり、なかなか大変でしたが心から「嫌だ」と思ったことはないんですよね。不思議。

そんなにゃんぴに謝らないといけないことが2つ。ひとつは、愛情の表現の仕方がわからずいっぱい抱っこしちゃったこと。たぶん嫌だったよねごめんね。もうひとつは、ヤクルト事件。

ある日、7,8歳だった僕はひとりで留守番することになり、その代わりに普段は飲ませてくれないヤクルトを飲んでいいことになったんです。
貧乏性は小さい頃からで、ヤクルトさえもちびちび飲んでいました。ボトルの蓋が閉められないので開けたままです。アニメやゲームで時間を潰していたその時、そのヤクルトを畳に倒してしまうんです。

まだかなり残ってたヤクルトが畳に広がり、染み込んでいきます。間も無くして、親たちが帰宅。最悪のタイミングです。

なす術なく親たちに見つかり事情聴取されるのですが、その時に口に出たのは「にゃんぴがまたおしっこしちゃってさ...」でした。あろうことか猫のせいにしたんですね。

もちろん、その嘘は一瞬で見破られ、余計に怒られました。怒られて悲しかったのと、なんで大好きな猫が悲しむようなことをしたんだろうと、深く傷つきました。

自分で勝手に嘘をつき勝手に傷ついた経験は20年以上経っても鮮明に覚えてます。(たぶん親もショックだったろうな...)

ごめんね、にゃんぴ。

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