更年期のざれごと No.1

はじめに

人って、人生の前半は楽しいことも含めて、失敗したり悔やんだり…
そんな想いを自分の引き出しに詰め込みながら生きているのだと思います。
だから今の自分が在る。
そして、後半はその引き出しを時々開けたりなんかしながら、また違う角度で人生を眺め、あらたに学ぶ。

私も、後半に差し掛かったなぁ~と呟くと、「君は、百何十歳まで生きるんだネ~」と夫に言われとっくに折り返している事に気がついた次第です。

日頃から、毒舌…と言われる事もあるのですが、ここまで来たら更年期なんだから、ちと好きに言わせてよネ…と言うことで『更年期のざれごと(ざれごと)』です。

戯言…(ふざけ半分に言うこと、ふざけてする事柄、冗談事)…と、辞書にあります。

つまり、ちょっとした時間潰し…くらいの軽~い気持ちで笑っていただけたら…と。

ちなみに、10年以上前からたまにメモしていたものも含まれますので、今の社会情勢に合わなくなっている事があるかもしれませんが、あ・し・か・ら・ず


車中にて

きょう、夫に「達成感」という言葉を教えた。
それで、ふたつの気付きが…。
ひとつは車の中なので他にする事がないから、根気強くていねいに教えられるという事。家に居ると、雑用に追われ、優先順位が低くなる。
もうひとつは、夫が新たな日本語を覚えることによって、今までより私の思いが伝えやすくなるという事。これは今さらながらに収穫だ…と思った。
言葉の行き違いによるストレスが減る。
時々、心の奥の深〜〜いところの話になると、それぞれに育った文化の違いが薄っすらと見えてくる。
そんなとき、彼の知っている日本語だけを使って表現することになるのだが、微妙に伝わらないのだ。
その結果、彼も少しムキになって反論してくる。
彼に、そのつもりはなく発している言葉なのだ…と、頭の中では分かっているのだが、私の腹の中の虫の居所が悪いと、その虫がザワッと動く。
動きながら、ちょっと毒を吐く。
ハァ〜〜💦 
また、はまっちゃった。
でも、私は聖女様じゃないも〜ん。
理想だけど…😁


モットー

自分の蒔いた種は自分で刈り取る…。
私の生きていく上での信条である。
以前息子に「ママが、どこでどう野垂れ死にしようと、自分が蒔いた種だから、君達がどうこう悩むことではないから〜〜」と言ったら
「僕達が、そんな事させる訳ないでしょっ!!」と…
「ありがと🎶 そのお気持ちだけいただいとくよ」

夕方のニュース

台風シーズンになると、ニュースでよく交通情報が流れる。
飛行機の欠航のため、人でごった返す空港でのインタビュー。
「せっかく休みを取ったのに、全部パァーだ!!面白くない!!ア〜〜面白くないっ!!」とチケットを振り回すおじさん。
理不尽な怒りをぶちまける理不尽なおじさあ〜ん。
きっと、人生を大切に生きてないんだなぁ〜。
こんな人の奥様がダンナ様の定年後、胃潰瘍やガンを患ったりするんだろうナ〜。
いわるゆ亭主在宅症候群…

理不尽な怒りといえば…
「これで断られたの3度目ですっ!」
ハッ? 6,7人入れると満席になる我が家のカフェ…
そう言われても、お手上げだぁ〜〜

天気予報

週間天気予報を観ていたら、梅雨入り宣言をしていた。
常日頃、なぜ梅雨入り宣言や、よく外れる梅雨明け宣言が必要なのか、
不思議に思っていた。
その日にちなどは上司(多分、気象庁の…)と、
話し合いで決めるそうな…(ふ〜ん)
長期的な予報図などを見てだろうけれど、別に宣言しなくとも、
普通の天気予報で良いのに、なぜ宣言に拘るのか…と思ったら、
ますます分からなくなった(HAHAHA…)

夫婦って…

お互い理解できない不思議なところ…
若い頃は、それが魅力…と思えたりもしたもんだ。
なのに何十年も共に過ごしていると、不可解になる。
でも、あまりに追求すると不愉快になるから、ほっておこうね〜😊

娘のつぶやき

ファミレスで、懐かしさのあまりメロンソーダをついできた。
「見回すと、それ飲んでる人達ってママと同じような年代の人ばかりだね〜」
と、メロンソーダを飲んだことのない娘は不思議そう…。
ちょっと味見して「う〜〜、昭和の味〜」とぬかした。
平成になるすれすれだけれど「君も昭和生まれだぁ〜」と言ったら、
「戦後8年で生まれたママと、ひとくくりにするな〜〜」
と精一杯の抵抗をなさっていた

猫の雄叫び

ミンティ(猫)に、エサをあげる度に「足の下に来るからだよ〜!!」と怒る夫。
毎回、夫に踏まれてミンティは悲鳴をあげる。
「どうして、ちょうど脚を下ろす所にミンティは来るのかな〜!!」
猫って、人の足元にすり寄って来るからね〜。タイミングに合わないだけさぁ〜。
「うちだけじゃないと思うよ。だから🎶猫踏んじゃった〜🎶という歌があるんじゃないの〜?」と言ったら、妙に納得した夫。
それから、エサをあげる度にミンティがさけんでも、夫は同じセリフを吐かなくなった

子育て…

子供が小さいうちは小児科医。
思春期になったら精神科医。
親の役目も子供の成長と共に変わっていくんだナァ…。

親の無条件の愛で子供は育つ。でも最近は、子供がアップアップする程の条件をつけて、愛しているつもりの親が増えているような気がする。
子供は、親の背中を見て育つ…と昔からよく言われるが、悪い背中を見て、同じように歩む子もいれば、あんなふうになっちゃいけないと育つ子もいる。
背中にも、いろいろあるからナァ…。

心にグサッ!

たとえ、10人の真犯人を逃しても、1人の冤罪を生むなかれ…。

10人の真犯人を捕まえるために、1人の冤罪は仕方がないと言うのであれば、
その1人があなただったとしても、そう思えるのか…。
痴漢の冤罪を題材にした映画を作った周防監督の言葉。

26個のブイヨン

大鍋でスープを作る時の事。容器からパラパラ〜〜とブイヨンがこぼれ落ちた。
何となく数えてみると26個。
「アラ〜、息子の歳と同じだワ〜」と思いながらひとつずつ包みをむいてスープに入れる。
もう少し多めのブイヨンを使うのだが、それからは、まず26個数えてスープをグツグツ煮る。 
不足分は翌日煮込む時に足す。
こんなどうでも良いことを繰り返して、4年になる(笑)ーーーー2011

そんな息子ももう40を超えた😁ーーーー2023


#創作大賞2023 #エッセイ部門


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