千星 健夫(NECKTIE design office)
ブラウンとアップルのデザイン [5. BRAUNコレクション]
ブラウン

ブラウンとアップルのデザイン [5. BRAUNコレクション]

千星 健夫(NECKTIE design office)

ドイツのタイポグラフィ・デザインレポート。第5回の最後はBRAUNコレクションです。

前回の記事「4. グーテンベルグミュージアム」はこちら

5. BRAUNコレクション

BRAUNコレクションはドイツの家電メーカーであるブラウン社の中にあるショールーム兼ミュージアムです。
「Less, but better(より少なく、しかしより良く)」の言葉で有名なディーター・ラムスさんのモダンデザインの数々をはじめ、ブラウン社の製品が一同に見られます。ブラウン社のデザインはApple製品にも多大なる影響を与えました。現在ブラウン社はP&Gの傘下にあります。

中に入るとブラウン製品がずらり。

有名な「白雪姫の棺桶」もあります。

i-padでスケッチも見れます。

こちらも有名なポータブルレコードプレイヤー。

スイッチ周りの処理はうまいなー。縦のグリッドがちゃんと揃ってる。もともとこの数がのスイッチが必要で揃えたのか、デザインを考慮してスイッチの数を制限したのか気になる。そしてトグルスイッチがかわいい。

奥にもブラウン製品がぎっしり。

現在のi-macの元ネタとも言われているスピーカー。でもi-madとは足の構造がぜんぜんちがう。角の処理とかは今見てもきれい。

奥には時計もずらりと。現在復刻されていないタイプも結構ありました。パタパタのタイプとかモダンさと古めかしさが同居していてかわいい。

木製の家電も結構あります。

おなじみのロゴも木に刻印されているとかなり違う印象。現行のロゴとは太さも細いし、レタースペースもゆるい。製品によって使いわけていたんでしょうか。

ビデオカメラなどの映像機器コーナー。

こちらはシェーバーコーナー。日本ではモーニングリポートが有名(最近あのCMみないですね)。

こちらは電動歯ブラシコーナー。現行品なので、良くも悪くもP&Gっぽい。

こちらはドライヤーコーナー。このデザインはかわいいですね。復刻しないかな。

電卓もあります。電卓もいろいろ復刻されてますね。

ライターのコーナー。

なかでもラムスさんデザインが飛び抜けてシャープ。

腕時計コーナー。このあたりはほとんど復刻されるかと思います。

こんな模型もありました。ブラウンのある生活ってことでしょうか。

有名なラムスさんの「良いデザインのための10箇条」。

そして面白かったのが、これ

並べちゃうか〜。
手前のキャプションにも特にApple製品についての言及はなかったので、あとでシャレで置いたのか、シャレではなく本気で抗議しているのか、真意のほどは不明。

最後も有名な壁掛けのテーププレイヤー。

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BRAUNコレクションの場所はこちら

Kronberg(クロンベルグ)はフランクフルトの隣町。最寄りのKronberg Süd駅はフランクフルト中央駅から乗り換えなし1本で約20分。BRAUNコレクションは最寄り駅からすぐのビルの2Fにあります。横にはREWEというスーパーマーケットがあります。デザイナーのディーター・ラムスさんもKronbergに住んでいるらしいです。

ただこの駅、

単線です。そして恐ろしく電車の本数が少ない。1時間近く待たされたので、帰りの電車の時間はチェックしておいたほうが良いと思います。

ドイツ語ですがヘッセン州の美術館ガイドに詳しく記載がありますのでご参考に。

ということで、これで今回のドイツ・フランクフルト周辺のタイポグラフィ・デザイン関連施設のレポートは終了です。ありがとうございました。

また行きたいなぁ。

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千星 健夫(NECKTIE design office)
NECKTIE design officeデザイナー。GRAPHIC・WEB・PRODUCTとジャンルをはみ出してデザインしています。写真撮影・活版印刷もしています。 https://necktie.tokyo