見出し画像

デザインのつくりかた(2022年の年賀状製作)

あけましておめでとうございます。デザイナーの千星(ちぼし)です。
NECKTIE design officeという名前でGRAPHIC / WEB / PRODUCTと領域をはみだしてデザインをしています。

2022年の年賀状デザインの製作過程をまとめてみました。

過去の年賀状はこんな感じで

午年に金に塗装した蹄鉄を送ったり
アクリルをレーザーカッターで切ったり
薄紙をレーザーカッターで梅型に切り抜いたり
酉年に金のたまごを送ったり
真鍮で知恵の輪をつくったり
シャーレに言葉を詰めたり

といった形でいろいろデザインしてきました。近年のものはその製作過程もnoteに書かせていただきました。

2020年はシールを使ったデザイン
2021年は牛肉が印刷された紙を食品トレイに封入

そして今年2022年は

といったいろいろな紙が重なり合うデザインになりました。
2022年は数字の2が3つも重なっていることから、お送りした方々とのご縁が重なり合うことで、一つの素敵なものが作っていけるような1年になればという思いを込めてデザインしています。

*
*
*

デザインを考える

2021年の牛肉が好評だったようなので「今年はおもしろ系はあんまりやりたくないなぁ」となんとなく思いながらアイデアを模索していきました。最初に思いついたのは、寅年なので通称「虎ロープ」と呼ばれる黄色と黒の安全ロープ

こんなやつです。これを使ってなにかできなかなぁ、といろいろとテスト

これはこれで蛇っぽくて面白い。でも寅年なので蛇じゃないんですよね。

こんな形で「しっぽ」のようにする方向性も考えましたが、どうにも素材のチープ感が否めない。あーでもない、こーでもないと唸っていましたが「もうこの案は捨ててしまおう」とアイデアを更地にもどしました。さようなら虎ロープ、次は12年後!

2022を分解して考える

改めてデザインを考えていて「2022ってめっちゃ2が多いな」と気づいて「重ねる」というデザインの方向性を考えていきました。それぞれ単体の状態では意味がわからないけれど、重ねることで意味がつながるというのは、なんかバラバラの個性がチカラを合わせて大きな力をつくる元気玉みたいでいいんじゃない? せっかく重ねるなら全部違う紙とパターンで重ねていくとおもしろそうだぞ、と思ってデザインを展開。「少部数ならリソグラフ!」と、いつもお願いしている安定のレトロ印刷さんにリソグラフをお願いすることに。

ばらばらの形で印刷があがってきたー。紙とインキはそれぞれ「クーヘン×青/黒」「スクレ×蛍光ピンク」「色紙ベージュ×蛍光グリーン」「ホワイト×蛍光オレンジ」「わら半紙×アクア」「ハトロン紙×蛍光イエロー」「レトロ紙A×濃紺」でサイズもバラバラに。リソグラフならではのカスレた雰囲気や蛍光インクの発色も良き。
あとはこれを重ねていって

とんとんして揃えてから孔あけ。孔あけは3mmの孔開け機でパンチ

孔が空いたところに両面のカシメを取り付けて

こんなハンドグリップのプライヤーで

おりゃー、としたら完成。
最後はOPP袋に封入。

ずらっと並んでも例年に比べるとコンパクト。かなりコンパクト。あとはヤマト運輸さん、お願いします!

できました!

ということで完成がこちら。


今後も良いデザインができるよう精進していきます!!

NECKTIE design office

Web
necktie.tokyo

Instagram
instagram.com/necktie_design_office


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
千星 健夫(NECKTIE design office)

サポートは特に結構ですので、より多くの方に読んでいただけるようシェア等していただけるとうれしいです。